実棚卸の実行

実棚卸は、特定の倉庫または保管場所にある全ての在庫を手作業で棚卸しする処理です。実棚卸の完了時には、全ての数値が記録され、差異が特定、説明されます。この処理により、在庫を実際の数字に基づいて評価できます。

注: 選択した品目の部分棚卸だけを行えばよい場合、または棚卸実行時にシステム全体を凍結させる余裕がない場合は、代わりに循環棚卸を行えます。

循環棚卸と実棚卸の相違点については、｢循環棚卸と実棚卸の相違点｣を参照してください。

実棚卸を実行するには、以下の手順を使用します。

在庫の凍結
注: 実棚卸を開始する前に、在庫の状態を「凍結」にする必要があります。棚卸の実行中、選択した倉庫の全在庫品目は、棚卸が完了するまで使用できません。在庫を凍結すると、その倉庫の実棚卸が完了するまで解除できません。

在庫を凍結するには、次の手順に従います。
- [凍結/解除ユーティリティ] で、一覧から倉庫を選択します。
- [実棚卸中] チェックボックスをオンにします。
- [処理]をクリックします。
[タグ/シートコントロールの設定] フォームで、棚卸タグおよび/またはシートに管理パラメタを設定します。
[在庫実棚卸レコードのロード] フォームから実棚卸レコードをロードします。
[棚卸シートの印刷] または [棚卸タグの印刷] フォームを使用して、棚卸スタッフが使用できるように、棚卸タグおよび/またはシートを印刷します。
以下の方法で棚卸数量をシステムに記録します。
- [タグの入力/更新] フォームを使用してタグから記録。
- [シートの入力/更新] フォームを使用してシートから記録。
- 該当するフォームを開きます。
- グリッドに、各品目の棚卸数量を入力します。
- 在庫品目に保管場所がない場合は、保管場所を追加する必要があります。
在庫を凍結している間に品目/ロット/保管場所の組み合わせの置換タグ/シート番号を入力するには、 [タグの入力/更新] フォームまたは [シートの入力/更新] フォームで、[実行] > [新規] の順に選択します。必要な場合は、いくつかのレコードに空のシート/タグ番号を付け、印刷処理を行わずに追加することもできます。
在庫数量を転記します。

手順および推奨される転記前の確認を含む詳細については、｢実棚卸数量の転記｣を参照してください。
在庫の解除:
- [凍結/解除ユーティリティ] で正しい倉庫が選択されていることを確認してください。
- [実棚卸中] チェックボックスをオフにします。
- [処理]をクリックします。