EU SSD レポートの情報の設定
EU 域内で輸出入を行う大規模なビジネスでは、EU SSD レポートを毎月作成します。このレポートは、内部と外部それぞれの委託に関連する情報を記録します。このレポートの情報は、 [EU SSD] フォームで以下の条件が満たされている場合のみ表示されます。
- 補足単位がゼロを超えている
- レコードがまだファイルまたはプリンタに印刷されていない
- [EU コード]フィールドが空白ではありません。
- トランザクション指標が到着または発送のいずれかに設定されている
パラメタ設定
EU SSD レポートを使用するには、[一般パラメタ]フォームの [EU レポートの有効化] チェックボックスを選択する必要があります。
EU SSD レポートを ASCII または XML ファイルとして送信するには、 [税パラメタ] フォームで [SSD ファイル理論フォルダ] および発送交換 ID、到着交換 ID を指定します。たとえばドイツなど、必要な場合は該当する連邦統計局から ID を取得します。レポートを実行しているユーザには指定した論理フォルダでファイルを作成する権限があります。
イントラスタット SSD データファイルで州税局の値が必要な場合は、 [州] フォームでその値を指定します。たとえばドイツなど、必要な場合は該当する連邦統計局から州税局 ID を取得します。
SSD データの評価
レポートを印刷する前に、データの一般評定を行います。必要に応じて、[EU SSD] フォームの [税地域] に対する値を指定します。この値はレポートの生成時にのみ使用され、たとえばドイツなど、一部の EU 諸国における連邦統計局によって必要とされます。
レポートの計算方法
[EU 補足統計申告書レポート] は、請求登録、および買掛支払証書登録の明細品目から情報を抽出します。この情報はレポートに含まれます。
- 購買オーダ支払済受入および受注オーダ返品伝票返品は到着とみなします。
- 返品の購買オーダ調整および受注オーダ請求済出荷は発送とみなします。
レポートから除外するトランザクション種類コード
一部のトランザクション区分を EU 補足統計申告書レポートから除外し、レポートのボックス 8/9 に表示するには、次の手順を実行します。
- トランザクションを作成するとき、28、38 など、2 桁目が 8 であるトランザクション種類コードを指定します。
- [EU 補足統計申告書レポート] フォームで、[2 桁目 8 のトランザクション除外]オプションを選択します。
たとえば、一般的にサービストランザクションはこのレポートから除外されますが、ボックス 8/9 に含まれます。したがって、8 で終了するトランザクション種類コードで定義できます。
レポートに含むトランザクションについて、27、37 など、2 桁目が 7 であるトランザクション種類コードを指定します。このケースでは、通常の価格が報告されます。(これは VAT 100 にも適用されます)システムは、 [EU 付加価値税レポート] または [EU 販売一覧] レポートのボックス 8/9 にトランザクションを表示しません。
トランザクションのトランザクション種類コードが 6 の場合で、トランザクションが請求価格調整であった場合、オプションの SSD フィールドはレポート上で無視されます。
その他の全てのトランザクション種類コード値は無視されます。
商品の発送と返品の報告
SSD の場合、商品発送(発送)と商品返品(到着)の計算値の報告が必要です。
- 返品商品の場合、値は、未決市場値に修理価格を足した値です。
- 商品発送の場合、値はオープン市場値になります。船および航空機の場合は例外があります。
返品商品および無料交換は、 [EU 付加価値税レポート] または [EU 販売一覧レポート] に表示されません。ただし、これらは、 [EU SDD レポート] には表示されます(返品および交換されるとき)。
原産国を [EC SSD] フォームに入力します。
商品が、物理的な発送または受入よりカレンダ月で 1 か月以上前に請求される場合、付加価値税の税ポイントは、請求日になります。ただし、参照日は、商品が物理的に移動される日付になります。
品目が、現在の報告期間で請求されないが、既に出荷されている場合、トランザクション種類コードの 2 桁目が 8 となって SSD に表示されます。以降の報告期間では、これは、トランザクション種類コードの 2 桁目が 7 となってレポートに表示されます。
印刷、再印刷オプション
[印刷]を選択すると、[期間] フィールドが有効になり、範囲のフィールドは無効になります。 [税パラメタ] フォームで [SSD ファイル論理フォルダ] が定義されると、[SSD ファイルオプション] フィールドが有効になり、[EU 補足統計申告書レポート] のファイル出力には、[レポート(PDF)]、[ASCII]、[XML] のオプションから選択できます。[ ] ボタンをクリックして、論理フォルダからファイルを表示、ダウンロード、または削除できるフォームを開きます。
[再印刷]を選択すると、[期間] フィールドが無効になり、範囲のフィールドは有効になります。