関数式デザイナについて
関数式デザイナは、オーダー取引行に関連付けられた値ラベルによって参照される関数式の作成や管理を可能にする、SunSystems 受発注処理モジュールのためのアプリケーションです。関数式は、在庫移動タイプ、仕入タイプ、売上タイプで参照されます。すべての在庫移動オーダー、発注オーダー/請求書、受注オーダー/請求書で定義を使用すると、関連する入力機能を使用する際に、各タイプで指定した関数式が取引に適用されます。
単純な請求書には、たとえば数量、単価、税金金額など少なくとも 3 つの変数が含まれます。税金の帳簿価額を求めるには、数量と単価の乗算を行います。請求書の合計金額を求めるには、税金を計算して帳簿価額に加算します。定義は、値ラベルとして指定した、数量、単価、税金、帳簿価額、合計金額などの変数で作成します。それぞれの値ラベルには、関数式コードを指定できます。この場合、帳簿価額について 1 つと、合計金額について 1 つ指定できます。各関数式を計算する方法は、関数式デザイナで定義します。
関数式は、150 文字の長さまで可能で、最大 26 の演算子を含めることができます。また、計算コードの結果を別のコードに累計することもできます。
関数式では次の項目を使用できます。
- 対になった括弧
- 数値
- 算術演算子 + - * /
- パーセント記号 % (/100 に相当)
- | または OR 演算子
- 関数式マップからの要素
- 現在の行の、別の場所からの値ラベル
- オーダーの別の行からの合計に対する値ラベル
- 値表、商品価格表、または商品単価表階層
関数式デザイナでは、関数式のレポートを実行できるレポートマネージャを呼び出すことができます。関数式の評価は関数式エンジンで実行されるため、その必要はありません。