全体処理

全体処理の設定は、受注オーダー、受注オーダー行、販売キットオーダー、在庫移動オーダー、在庫移動オーダー行で行います。オーダーまたはオーダー行の数量で全体処理のみを許可し、指定したステージでこれを実行した後も、売上タイプまたは在庫移動タイプで設定されているステージすべてで全体処理を実行します。つまり、これらのオーダーまたはオーダー行を元の数量より小さい値で別途処理することはできません。

必要に応じて、販売業務設定と在庫業務設定の [オーダー全体のみ]、[販売キット全体のみ]、[行全体のみ] のチェックボックスを使用して全体処理を設定します。その後、特定の顧客、売上タイプ、在庫移動タイプのレコードの設定に基づいて、全体処理のチェックが行われます。

注: 顧客レコードの設定が、売上タイプレコードの設定より優先されます。

必要に応じて、特定のオペレータグループのメンバーはこれらの設定を上書きできます。そのためには、セキュリティコンソールまたはユーザーマネージャアプリケーションで管理する [オペレータグループ] の [各種権限] タブにある上書きチェックボックスを使用します。この上書き権限を設定されているオペレータグループのメンバーがこの処理を実行すると、全体処理のチェックを上書きするかどうかを確認する警告メッセージが表示されます。

行全体処理が設定されている場合でも、ユーザーがこの上書きオプションを選択すると、それ以降のステージの行全体処理で、その行はチェックされません。同様に、オーダー全体処理またはキット全体処理が設定されている場合でも、ユーザーがこの上書きオプションを選択すると、それ以降のステージのオーダー/キット全体処理で、このオーダー/キットはチェックされません。

注: ユーザーが特定の行またはオーダーの全体処理を上書きするオプションを選択した場合も同様に、この行またはオーダーの残りの数量は全体処理チェックの対象にはなりません。