固定資産のクリアダウン
資産取引のクリアダウンは、元帳クリアダウン (LCL) で行います。また、元帳クリアダウン (LCL) を使用して、取引詳細から資産の減価償却額を再計算することもできます。
クリアダウン処理は、資産に関する各取引の資産記号を使用して、各取引の処理方法を決めます。資産記号は [資産価額]、[減価償却額]、[当初取得価額] のいずれかに設定できます。資産記号を使って、資産に保持されている取得価額、帳簿価額、減価償却を資産取引から再計算することができます。
金額の再計算
各資産に関連付けられている元帳取引をオプションで使用し、資産の取得価額、減価償却、帳簿価額の総計を再計算します。再計算した金額が現在の資産価額と異なる場合は、現在の値が置換されます。
取引をクリアする
資産取引は、その資産の減価償却が完全に終了したときにのみクリアダウンされます。つまり、正味帳簿価額が残存価額と等しくなったときに、完全に減価償却されたことになります。多通貨環境では、各通貨で保存されている帳簿価額が対象になります。
資産除却 (FAD) を実行すると、完全に減価償却された資産は削除されます。