元帳残高の更新

元帳残高ファイルには、元帳ファイルの取引の集計が含まれます。これを使用することで、財務レポートや試算表の作成速度を上げることができます。

注: 元帳残高ファイルは、元帳テーブルオプション (OLT) で作成します。

残高データを使用するレポートで正しいデータを表示するために、元帳残高更新 (LBU) を使用して、実績または予算元帳の最終取引に基づいて元帳残高を更新します。

残高には、次の取引詳細で集計されたデータが保存されます。

  • 勘定科目コード
  • 会計期
  • 通貨コード
  • 仮転記フラグ
  • 訂正フラグ
  • 分析コード

資産コードや仕訳タイプなどのその他の情報は保存されません。これらのコードに基づいてデータを出力するレポートでは、残高ファイルを使用できません。

また、取引取引分析コードを統合して、元帳情報をさらに統合できます。残高ファイルは、レポート設定に適している場合のみ財務レポートに使用します。このため、取引参照、説明、仕訳番号などの項目が含まれる財務レポートでは、残高を使用しません。

注: 元帳残高ファイルを完全にクリアするには、元帳テーブルオプション (OLT) で残高ファイルを再作成する必要があります。

元帳残高を更新する

  1. メイン SunSystems メニューから [元帳残高更新 (LBU)] を選択します。
  2. [アクション] メニューから [処理] を選択するか、または [処理] ボタンをクリックします。

[処理] を選択すると、最終更新以降に転記された取引が統合され、残高ファイルに追加されます。

残高の更新にかかる時間は、最終更新以降に入力した取引の数によって異なります。毎週または毎月の財務レポートを実行する前に、残高を更新できます。

レポート実行時に残高ファイルを更新する

元帳残高ファイルを使用するレポートが必要な場合、残高を更新するためのオプションを使用できます。これは、元帳残高更新 (LBU) の実行と同様で、単一のレポートを実行する場合に便利です。

注: 試算表には残高を更新する機能がありません。

ただし、特定の期間の一連のレポートを印刷する場合は、元帳残高更新 (LBU) を使用して一度残高を更新してから、レポートの更新オプションを選択せずに、必要とするすべてのレポートを作成する方がより効率的です。

注: 元帳残高ファイルが最新であるかどうかに関係なく、元帳残高ファイルを使用するレポートで元帳残高ファイルを使用するように元帳を設定できます。元帳残高ファイルを使用するには、 [元帳設定 (LES)] の [残高ファイルから出力] フィールドをチェックします。