勘定科目書類と報告書の作成方法

SunSystems 財務モジュールの勘定科目書類とは、適切な書式で表示される勘定科目取引一覧を意味します。勘定科目書類には、任意の会計期の未払取引または支払済取引を含めることができます。勘定科目書類は、多くの場合「報告書」と呼ばれます。通常、報告書は顧客の未払取引を一覧表示し、顧客に送付して支払を求めることを目的としています。

勘定科目書類や報告書の要件は組織によって異なります。また、1 つの組織で異なる勘定科目書類書式が必要になることもあります。事前に定義されたルールに基づいて、さまざまな時期に、さまざまな書式 (詳細または集計) で、選択した顧客について報告書を作成する必要が考えられます。たとえば次のような報告書が必要になります。

  • 顧客担当者に電子メールで送信する必要がある、大規模な顧客に関する週間詳細報告書と、後で郵送する月次集計報告書
  • 顧客担当者に電子メールで送信する必要がある、重要な顧客に関する日次詳細報告書
  • 夜間印刷され郵送される、すべての顧客に関する月次報告書

フレキシブルな報告書作成機能を提供するために、財務モジュールでは勘定科目書類作成処理を 2 つに分けています。

  • 取引選択 - 報告書に含まれる取引は、コントロールデスクフィルタで選択されます。異なるフィルタを定義して、特定の報告書要件に基づいて異なる選択基準を設定できます。たとえば、月間の未処理または決済済のすべての取引を確認したい顧客もいれば、未処理取引だけを確認したい顧客もいます。
  • 報告書作成 - さまざまな書類書式を使用して報告書の外観や内容を変えることができるレポートツールによって、報告書が作成されます。

勘定科目書類 (ACD) 機能を使用して、1 つの書類書式で手動作成

この方法では、定義済みの標準フィルタを使用して、書類に含める取引をユーザーが選択できます。特定の実行に関するすべての勘定科目書類が単一の書類書式で作成され、標準の顧客/クライアント住所コード詳細が使用されます。

注: 勘定科目書類に含まれる取引がコントロールデスク未決書類入れに表示されます。書類を印刷するには、[勘定科目書類印刷] のレポート処理を選択します。