勘定科目表と分析機能
SunSystems 財務モジュールの勘定科目コードと分析機能を使用して、あらゆる財務情報や管理情報を処理し、レポート要件に対応することができます。
SunSystems 財務モジュールで勘定科目表と分析コードをどのように使って財務データを分析するのかを理解することが大切です。このセクションではこれらの機能について簡単に説明し、後続のヘルプトピックでさらに詳しく説明します。
勘定科目表コード
SunSystems 財務に入力される各取引は、勘定科目表コードで識別される元帳勘定科目に転記する必要があります。
勘定科目表コードは財務レポートの基礎になるものです。会計報告やレポート作成が必要になる費用、収益、資産、負債の種類ごとに、元帳勘定科目が 1 つずつ存在することになります。元帳勘定科目はそれぞれ 15 文字のコードで識別されます。
財務は単一の統合元帳として機能します。これは、仕入先や顧客ごとに個別の元帳勘定科目が保持されるということです。債権/売掛金または債務/買掛金の統制勘定を管理し調整する必要はありません。
分析要素と分析コード
SunSystems の財務モジュールと受発注処理モジュールに含まれる強力なグローバル分析機能を使用して、多数の異なるタイプのデータに分析コードを割り当てることができます。静的データと取引データの両方を分析できます。
分析可能なデータタイプを分析可能エンティティと呼びます。たとえば、元帳勘定科目、元帳取引、顧客、仕入先、受注オーダー、在庫移動 (その他多くのデータエンティティ) を多くの異なる方法で分析できます。
それぞれの分析可能エンティティには最大 10 の異なる分析要素を入力できます。たとえば、支店コードと製品コードを、財務モジュールの収益勘定科目と費用勘定科目への転記や受発注処理モジュールの受注/発注オーダーに割り当てることができます。
分析コードを使用して、ユーザー特有のレポート要件を満たすデータを抽出し、レポートを作成します。財務では、分析コードを勘定科目表コードと結びつけて使用し、詳しい管理レポートを作成できます。たとえば、支店の分析コードに基づいてデータを抽出し、並べ替えて、支店の損益レポートを作成できます。
必要な分析の種類をそれぞれ分析要素として参照し、各要素ごとに有効な分析コードを必要なだけ定義できます。たとえば支店の分析が必要な場合は、支店という分析要素を定義し、支店ごとに分析コードを作成します。『ビジネスユニット管理者ガイド』の「分析要素」と「分析コード」を参照してください。
分析要素は、SunSystems の他の場所の既存のコードを参照できます。たとえば、従業員コードを使って取引を分析することができ、従業員コードが受発注処理で定義されている場合は、これらの既存のコードを分析要素として使用できます。『ビジネスユニット管理者ガイド』の「分析コードとして使用できる既存のコード」を参照してください。
分析要素の分析機能は、分析階層を使用して拡張できます。分析階層を使用して、分析要素内で分析コードをグループ化し、レポートを作成する際に使用できます。『ビジネスユニット管理者ガイド』の「分析階層」を参照してください。