財務ロックのクリア

SunSystems は、複数のユーザーが主要機能を同時に実行するのを禁止することにより、データにエラーや不整合が生じるのを防ぎます。たとえば 1 人のユーザーが支払実行 (PYR) を実行しているときに、 2 人目のユーザーが為替再評価計算 (LER) を実行するのを禁止することにより、2 つの処理で同じデータが同時に操作されるのを防ぎます。これを実現にするために、SunSystems は各ユーザーの現在の操作状況を監視します。財務モジュールの主要機能を実行しているユーザーがいると、このユーザーが処理を完了するまで、同じビジネスユニットのその他の主要な機能はロックされます。

システムがクラッシュしたり、ユーザーが通常どおりに実行中の機能を終了できなくなったりすると、財務モジュールの現在のシステム操作状況を示すレコードが正しくないままになります。この場合、実際にはユーザーが機能を実行してないにもかかわらず、アクティビティを監視するレコードには実行中だと表示されます。これは、実行中だと表示されているのが主要機能である場合に、特に問題になります。

財務ロッククリア (ZZL)

ロックされている機能の現在の状況を表示するには、メイン SunSystems メニューから [ZZL 財務ロッククリア] を選択します。1 行または複数の行にタグを付けて [行クリア] アクションを使用することにより、実行中のセッションを個別にクリアできます。または必要に応じて、[すべてクリア] アクションですべてのセッションをクリアすることもできます。セッションをクリアしない場合は、表示されているセッションに影響を与えることなくフォームを終了できます。

注: この機能は、十分に注意して使用してください。セッションをクリアする前に、クリアしようとしているセッションがシステムで実行されていないことを確認してください。