在庫棚卸 - 消込み

減少の在庫移動オーダーでは、通常の在庫移動オーダーの消込みが実行されます。在庫データが在庫棚卸から在庫移動オーダーに渡されます。データには、商品棚卸、マイナス調整する数量、バッチ参照、有効期限などが含まれます。これらのデータを使用して、在庫が正しく消込まれていることが確認されます。

商品に個別消込みが設定されている場合でも、システムは自動的に消込みを行います。オーダーが保留に設定されている場合は、[個別消込み] アクションを使用して、消込みを修正します。不正な在庫出庫が発生しないように、正確な受領が消込まれていることを確認してください。

在庫の消込みを行った後に在庫棚卸の処理の 1 つとして数量を減少しようとすると、在庫移動オーダーの消込みで問題が発生することがあります。この場合は、在庫移動オーダーステージの [完了後に保留] フィールドの設定に関係なく、在庫移動オーダーが保留にされます。その後、必要に応じて、オーダーを個別に消込み解除して在庫移動オーダーを処理する必要があります。

例:

在庫照会で 100 個の商品 A が照会されます。

商品 A は、受注オーダー SO1 で 20 個、受注オーダー SO2 で 30 個注文され、すべて消込み済みです。残りの 50 個は消込まれていません。

在庫棚卸を生成した結果、数えられた商品 A の実際有高は 40 個であり、60 個の数を減らす必要があることが判明しました。システムは、在庫数量を 40 に修正するように、自動的に数量 60 の在庫移動タイプオーダーを生成します。

50 個が受注オーダーに消込まれて在庫が 40 個に減らされているため、出庫可能な未消込み在庫が足りなくなります。

在庫移動オーダーは保留にされ、商品出庫と在庫減少に問題があることを知らせるメッセージが表示されます。

ユーザーは商品と在庫場所の消込みを確認し、ビジネス要件に応じて判断を下します。1 つまたは複数の受注オーダーから商品 10 個を手動で消込み解除して、新しい使用可能な数量で必要数量を満たすことができるようにする必要があります。この例では、新しい数量は 40 個です。

システムはどの受注オーダーから消込み解除するのかを決めることができないため、消込み解除は自動的に行うことができません。

ユーザーは [在庫移動オーダー入力] に戻って在庫移動オーダー処理を行う必要があります。