逆仕訳とコピー
逆仕訳とコピー (JRC) 機能を使用して 1 つまたは複数の仕訳を選択し、逆仕訳として再転記するかコピーとして転記することができ、元帳入力 (LEN) で詳細を再入力する必要がありません。また、この機能を使用して、支払実行 (PYR) と 入金実行 (PYC) で生成された支払または回収を逆仕訳することもできます。
仕訳タイプがすべて同じであれば、複数の仕訳を同時に逆仕訳またはコピーできます。
仕訳をコピーする場合は、監査証跡を残すために自動的に上書き変更される一部のフィールド以外は、元の仕訳の情報をコピーし、オプションで日付、会計期、オペレータ ID などの一部の項目を修正できます。
逆仕訳する場合は、貸借記号が逆になるのを除いては、元の取引の情報がコピーされます。ただし、監査証跡を残すために一部のフィールドは自動的に上書き変更されます。オプションで日付、会計期、オペレータ ID などの一部の仕訳データを変更できます。
通常の逆仕訳のほかに支払実行または入金実行の取引を逆仕訳する場合は、この機能によって、元の仕訳で支払われた請求書またはクレジットノートの取引に割り当てられている消込み記号を逆転することができます。
源泉徴収税取引を逆仕訳するときに計算タイプが累積の場合は、累積金額と累積税金の両方が減額されます。
生成仕訳が元帳に転記されるときに ID が割り当てられます。この ID によって逆仕訳、仕訳コピー、支払逆仕訳であることを識別できます。
コピーされないことがある仕訳フィールド
自動生成された逆仕訳行には、元の取引行の内容がコピーされますが、次の項目は例外です。
- 貸借マーカー - 仕訳および支払の逆仕訳では、変更されます。
- 取引日 - オプションで変更できます。
- 会計期 - オプションで変更できます。
- 入力日 - システムデータ
- 監査情報 - 作成日、元オペレータ、修正日 (転記前)、修正オペレータ (転記前)、修正日 (転記後)、修正オペレータ (転記後)、正式転記日、正式転記オペレータ
- 消込みマーカー
- 消込み追跡情報 - 消込みオペレータ ID、消込み参照、消込み会計期、消込み日などの消込み情報
- 仕訳および行番号
- 証票番号 (該当する場合)
仕訳がコピーの対象となる条件
仕訳または仕訳グループがコピーの対象となるには、次の条件を満たしている必要があります。
- 選択された各仕訳の貸借金額が一致している
- 選択されている仕訳の仕訳タイプがすべて同じである
- 仕訳タイプが SYSTM のシステム生成仕訳である
- 仕訳タイプの状況が [オープン] または [非表示] である
- 仕訳は保存セットまたは許可バッチの一部ではない
仕訳が逆仕訳の対象となる条件
仕訳または仕訳グループが逆仕訳の対象となるには、次の条件を満たしている必要があります。
- 選択された各仕訳の貸借金額が一致している
- 選択されている仕訳の仕訳タイプがすべて同じである
- 仕訳タイプが [SYSTM] のシステム生成仕訳である
- 仕訳タイプの状況が [オープン] または [非表示] である
- 仕訳の取引行は残高調整消込み記号 ([消込み済]、[支払済]、[訂正] など) で消込まれない
- 仕訳は保存セットまたは許可バッチの一部ではない
仕訳が支払逆仕訳の対象となる条件
仕訳または仕訳グループが支払逆仕訳の対象となるには、次の条件を満たしている必要があります。
- 選択された各仕訳の貸借金額が一致している
- 支払実行と入金実行ではシステム仕訳が生成されるため、選択されているすべての仕訳で仕訳タイプが [SYSTM] である
- 顧客/仕入先勘定科目に転記される仕訳行はすべて [支払済] 記号で消込まれる
- 顧客/仕入先以外の勘定科目 (例: 銀行) に転記される仕訳の取引行はすべて残高調整消込み記号 ([消込み済]、[支払済]、[訂正] など)で消込まれない
- 元の支払仕訳、つまり [支払実行] または [入金実行] によって支払われた請求書/クレジットノートの取引行のすべてに [支払済] 消込みマーカーが付けられていなければならない
- 仕訳は保存セットまたは許可バッチの一部ではない
仕訳を逆仕訳またはコピーする
元帳に転記されている 1 つまたは複数の仕訳を基に逆仕訳またはコピーを生成するには、次の手順を実行します。
- SunSystems から [逆仕訳とコピー (JRC)] を選択します。
- [選択 - Journal Reversal & Copy] フォームが表示されます。レビューする仕訳範囲を選択する基準を入力します。
- [ [財務 - 仕訳照会] フォームが表示され、選択基準を満たす仕訳行がグリッドに表示されます。上下にスクロールして、逆仕訳またはコピーしたい仕訳を探します。 ] をクリックします。
- 逆仕訳またはコピーする仕訳行を選択します。複数の仕訳行を選択するには、キーボードの [ ] キーを押したまま必要な仕訳行の左のボタンをクリックします。連続する複数の仕訳行を選択するには、クリックしてから、すべての目的の行の左側でマウスを下にドラッグします。
仕訳のすべての行を選択しないと、仕訳全体の逆仕訳またはコピーを行うために残りの行が自動的に検索され、選択されます。
- [ [コントロールデスク未決書類入れ] フォームのグリッドに表示されます。 ] をクリックします。選択された仕訳行が
- [レポート処理] フィールドで次のいずれかを選択します。
- [仕訳コピー]
- [逆仕訳]
- [支払逆仕訳]
- [ [逆仕訳とコピー] フォームが表示されます。 ] をクリックします。
- 必要な情報を入力して [
転記が正常に行われると、仕訳番号がステータスバーに表示されます。仕訳バッチが転記される場合は、バッチの中で最初に転記された仕訳の番号が表示されます。
] をクリックします。
- [
エラーが見つかった場合は、グリッドに表示されます。この場合は行を再び選択して上記の手順 6 まで進み、 [逆仕訳とコピー] フォームで詳細を訂正します。
] と [ ] をクリックして、処理を完了します。