財務監査証跡の管理
一般的に組織では、ビジネスユニットの履歴を確実に管理するために従わなければならない手順や規制が設けられます。SunSystems は一般的な監査証跡レポート機能が用意されています。または、ユーザーが独自のレポート処理を開発することもできます。
取引の監査証跡
標準のレポート、仕訳一覧、総勘定元帳、試算表、日計表は、SunSystems で入力された取引について監査証跡する際のベースとなります。レポートデザイナを使用して、独自のレポートを設計できます。
- 仕訳一覧には、仕訳ごとの取引が表示されます。独自の仕訳一覧レポートを設計するか、提供されるサンプルをカスタマイズできます。
- 総勘定元帳には、仕訳一覧と同じ取引が表示されますが、データが勘定科目順に並べられます。独自の総勘定元帳レポートを設計するか、提供されるサンプルをカスタマイズできます。
- 試算表には、元帳の勘定科目ごとに取引の貸借がまとめられます。帳財務レポート機能を使用して独自の試算表レポートを設計できます。
- 日計表には、ユーザーが指定する日付範囲内の取引が参照別に表示されます。独自の日計表レポートを設計するか、提供されるサンプルをカスタマイズできます。
監査証跡とアーカイブデータ
アーカイブ機能を使用して監査証跡をバックアップすることができます。すべての処理が終了した取引は、システムから削除するのが普通です。これにより、データベースを管理しやすくなります。取引がいつまでも残ると元帳のサイズが大きくなり、システムの応答時間に影響します。特に照会やレポートの作成には時間がかかるようになります。
取引を完全に削除する代わりに、元帳クリアダウンの際にアーカイブファイルに移動できます。アーカイブは処理年度ごとに作成されます。アーカイブされた取引は、元帳照会や総勘定元帳で確認できます。