メモ通貨アップグレード
メモ通貨アップグレードを使用して、メモ通貨の金額を第 4 通貨の金額に転送できます。これは、以前に第 4 通貨の代わりとしてメモ値を使用し、元帳分析コードに通貨コードを保存していたユーザーに必要な機能です。メモ通貨アップグレードは一度にすべての元帳に対して行う必要があります。各予算元帳は個別に処理されます。
この処理を実行するには、ビジネスユニット設定で第 4 通貨が定義されており、計算元の値はピボット通貨である必要があります。値 4 のビジネスユニット設定は、メモ通貨アップグレード処理の始めに定義できます。
メモ通貨アップグレード
メモ通貨アップグレード機能では、第 4 通貨がビジネスユニット設定で定義されていること、計算元データ通貨がピボット通貨であることが確認されます。
選択された元帳に転記されたすべての元帳取引が処理され、各取引に第 4 通貨データが既に含まれていないことが確認されます。第 4 通貨値が見つかった場合は、既存の値が上書きされることを警告するメッセージが表示され、処理を続行するかまたはキャンセルするかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
各元帳取引で、メモ通貨金額が第 4 通貨金額にコピーされ、選択されている元帳分析コードが第 4 通貨コードにコピーされます。また、ビジネスユニット設定の定義に従って新しい値 4 と計算元の値の換算レートがシステムによって計算され、取引の第 4 通貨レートフィールドに保存されます。過去のデータを処理するため、レートの許容差チェックは行われません。