プロジェクトの原価コードおよび計画差異の設定

[プロジェクトパラメタ] フォームで、プロジェクトで使用する原価コードと計画差異を設定します。

[原価コード差異] とは、一定の期間内にプロジェクトまたはプロジェクトグループに対して許容される偏差値率(原価コード単位の予算原価/実際原価)です。原価コードまたは原価コードグループに設定された選択肢の各レコードは、この条件に照らして評価され、グループ全体が評価されます。グループの原価コード差異が下方偏差値を超えた場合、該当するレコードの [プロジェクト/ジョブ期間原価] フォームに黄色の警告記号が表示されます。全ての原価コードを 1 つのグループとし、これに対してプロジェクト、プロジェクトタスク、またはプロジェクト資源が評価されます。当期間中に原価コード差異を超えると、そのプロジェクトに注意指標が表示されます。上方偏差値率が超えた場合、該当するレコードの [プロジェクト/ジョブ期間原価] フォームに問題指標が表示されます。いずれの警告状況にもない場合は、チェックマーク が表示されます。

[計画差異] とは、プロジェクトに対して許容されており、計画に関しては管理下にあると見なされる偏差値率(予算原価/実際原価)です。 [期間別プロジェクト/ジョブ累計原価] フォームの各レコードはこの条件に照らして評価され、プロジェクト全体が現時点の [プロジェクト] フォームで評価されます。プロジェクト、プロジェクトタスク、またはプロジェクト資源の状態の評価では、ある時点で下方偏差値率を超えると、そのプロジェクトは管理不能になる危険があると見なされます。その場合、該当するレコードの [期間別プロジェクト/ジョブ累計原価] フォームに注意指標が表示されます。上方偏差値率を超えると、そのプロジェクトは管理不能と見なされ、 [期間別プロジェクト/ジョブ累計原価] フォームに [問題指標] が表示されます。いずれの警告状況にもない場合は、 チェックマークが表示されます。

優先度レベル

優先度レベルは、[原価コード差異] と [計画差異] との間に警告の優先度として割り当てる数値です。たとえば、計画差異に「1」、原価コード差異に「2」を割り当てることができます。ただし他の数値を使用して、最小の数値を高い方の優先度とすることもできます。優先度レベルが有効に機能するのは、原価コード差異と計画差異の警告レベルが同じ場合だけです。 [プロジェクト] [プロジェクトタスク] 、および [プロジェクト資源] の各フォームには警告が 1 つだけ表示され、両者の警告レベルが同じ場合、表示される警告は優先度レベルによって決定されます。原価コード差異と計画差異の両方の [優先度レベル] フィールドに、同じ値を入力できます。その場合は計画差異が優先されます。

次の優先度レベルのルールにご注意ください。

  • [原価コード差異] と [計画差異] にいずれも問題指標がある場合、指標には最も高い優先度レベル([優先度レベル] フィールドの最小数)が表示されます。
  • 原価コード差異と計画差異にいずれも注意指標がある場合も、指標には最も高い優先度レベル([優先度レベル] フィールドの最小数)が表示されます。
  • いずれか一方に問題指標がある(もう一方にはない)場合、問題指標が表示されます。
  • 一方に問題指標(もう一方にはチェックマーク)がある場合、その差異の注意指標が表示されます。
  • 両方にチェックマークがある場合、「管理下」というテキストとともにチェックマークが表示されます。
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