財務諸表の設定

レポートに対するユーザのニーズに最適な独自の財務諸表を定義できます。財務諸表の内容や書式を指定するには、 [財務諸表定義] フォーム、および [財務諸表定義(列)] フォームとともに、 [財務諸表明細定義 ] フォームを使用します。

注: CloudSuite Business 総勘定元帳データの取得とフォーマットに、Microsoft Excel を使用できるようになりました。完全に対話型でデータバウンドなワークブックを作成することにより、開発知識がなくても、データアクセスの複雑性を知らなくても、各種のレポート(貸借対照表、損益計算書、チャート、ダッシュボードやピボットテーブルなど)を生成できます。Microsoft Excel への追加をインストールして使用する方法については、 Infor CloudSuite Business Microsoft Ofice Integration Guide』 を参照してください。

財務諸表の設計は、主に以下の 2 つのセクションで構成されています。

  • レポートカラム
  • レポート合計

財務諸表を設計するには、主に以下の 4 つの機能を使用します。

  • レポートのセクションのコピー
  • 明細の順序の再設定
  • 勘定科目の自動生成
  • 比率および小計レベルの自動設定

レポートには、以下のような情報を入力する必要があります。

  • ヘッダおよびタイトル
  • 金額の計算や印刷を行うためのカラム
  • 金額を印刷する対象の勘定科目
  • 記述テキスト

以下についても決定する必要があります。

  • 比率を印刷するか、および印刷する場合はその場所
  • 合計を印刷するときの条件

レポートの定義を試みる前に、まず用紙にレイアウトすることをお勧めします。必要な金額および比率のカラムを全て印刷するのに十分な余地を残すことを忘れないでください。このタスクは、システムによって自動的に行われることはありません。

財務諸表を作成するには、以下を実行します。

  1. 現在の財務諸表に近い CloudSuite Business を提供するデモレポート(.RDL)の 1 つを見つけます。
  2. 見つかった .RDL に新規の名前を付けてコピーを作成します。
  3. Visual Studio 2008 で、新規レポートを必要に応じて変更します。
    注: CloudSuite Business に含まれる財務諸表テンプレートでは、いくつかのフィールドおよびオブジェクトが非表示になっています。表示するデータが非表示になっていないことを確認してください。表示抑制の詳細については、Visual Studio 2008 のオンラインヘルプを参照してください。
  4. CloudSuite Business で、バックグラウンドタスクの定義を追加して、この新規の .RDL をポイントします。
  5. [財務諸表定義] フォームを開きます。
  6. これらの必須フィールドに情報を指定します。
    • レポート ID -レポートに一意の名前を入力します。この値は、10 文字以内で指定する必要があります。
    • 分析 -このレポートを別の元帳分析から引き出す場合はこのフィールドを選択します。
    • タスク名 -上記のステップ 4 で定義した、バックグラウンドタスクのタスク名を入力します。
  7. [カラム] ボタンをクリックします。
  8. [財務諸表定義(列)] フォームのヘッダー定義を完了します。
  9. ヘッダーおよびカラムを定義したら、保存して、 [財務諸表定義] フォームに戻ります。
  10. [財務諸表明細定義] フォームを開くには、[明細] をクリックします。
  11. 財務諸表明細を定義します。
  12. 財務諸表を定義したら、 [財務諸表出力] フォームで [レポート ID] を指定して、財務諸表を印刷できます。
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