ビジュアル移動監査の概要
[ビジュアル移動監査] 画面では、ファシリティが視覚的に表示されます。この画面を使用して、ファシリティのレイアウトを労務の観点から見直すことができます。画面で使用されるファシリティの 3D レンダリングによって、移動シナリオや制限を評価し、労務構成を検証することができます。さらに、オプションのフィルターを使用して、より簡潔なビューで表示できます。この画面から集められた情報を利用して移動データを構成し、ファシリティの現在の設定のインサイトを得ることができます。
ビジュアル移動監査を使用して次のアクションを実行します。
- ロケーションにおける有効な X、Y、Z 座標を確認する
- ロケーションが向いている方向を確認する
- 倉庫内のロケーションを見つける
- 倉庫の各ゾーンを決定する
- 移動セクションを確認する
- 通路やセクション制限を確認する
- 距離エンジンの経路や計算を確認する
倉庫を表示するには、ファシリティのロケーションに高さ、幅、長さとともに座標情報が含まれている必要があります。
マウスを使ってビューを操作します。マウスホイールを使ってズームし、左クリックしてマウスをホールドして回転し、右クリックしてマウスをホールドするか矢印キーを使ってパンします。
ツールバーのアイコンボタンを使って、表示の中心を変えたり、すべての表示設定をリセットしたり、新しいウィンドウでページを開いたりできます。
ロケーションにマウスを合わせるとロケーションが強調表示され、必要なロケーションを選択できます。
初期ビューでは、ファシリティのデフォルトセクションと関連付けられているすべてのロケーションが表示されます。移動セクションは、移動セクションに定義されている色で表示され、ファシリティのフロアに表示されるため、構成されている移動セクションの描写が強調されます。ユーザーが選択したメニューオプションは画面左側に表示され、画面の他の大部分には現在のファシリティが表示されます。
[
] メニューで選択するロケーションが画面に表示され、他のメニューオプションを使用する間にも利用できます。ファシリティで操作する選択内容と機能は、ユーザーがセクションを変更するかフィルターと表示をリセットしない限り、後続の表示でもそのまま残ります。リストには、倉庫のセクションテーブル構成からのすべてのセクションが含まれます。ロケーションは、デカルト座標系を使用して [ファシリティビューア] マップに配置されます。ロケーションは、以下のロケーション構成に基づいて [ファシリティビューア] に表示されます。
フィールド | 説明 |
---|---|
X 座標 | ロケーションの X 座標。X および Y の座標 (0,0) がマップの左下隅に表示されます。X 座標の値は画面の左から右に移動すると大きくなります。値は、左下隅からの距離を表す正の整数で指定する必要があります。 |
Y 座標 |
ロケーションの Y 座標。X および Y の座標 (0,0) がマップの左下隅に表示されます。Y 座標の値は画面の下から上に移動すると大きくなります。値は、左下隅からの距離を表す正の整数で指定する必要があります。 X 座標と Y 座標により、マップでのロケーションの前面中央の位置が決まります。指定する単位が、品目設定に定義されている単位、およびロケーションの高さ、幅、奥行と同じでなければなりません。 |
Z 座標 | ロケーションの Z 座標。Z 座標を使用して、ロケーションの床からの高さを指定します。床からの距離を表す正の整数で値を指定します。 |
奥行 | ロケーションの奥行。奥行と幅により、マップでのロケーションのサイズが決まります。ロケーションは Z 座標から指定した奥行で描画されます。この値は、小数ではなく、正の整数値で指定します。 |
幅 | ロケーションの幅。奥行と幅により、マップでのロケーションのサイズが決まります。ロケーションは Y 座標から指定した幅で描画されます。この値は、小数ではなく、正の整数値で指定します。 |
高さ | ロケーションの高さ。ロケーションは Z 座標から指定した高さで描画されます。この値は、小数ではなく、正の整数値で指定します。 |
レベル | ロケーションのレベル。地面レベルのロケーションの値は 0 になり、レベルが上がると値が増えます。 |
回転角度 | 回転角度によって、ロケーションがポイントする方向が決まります。これは、ロケーションから在庫にアクセスする方向です。このフィールドは、コンパスなどで使う角度数として設定します。たとえば、0 の場合はマップの上部に向かって在庫にアクセスするロケーションです。この場合、ロケーションは 0 度マークの下に表示されます。
いずれの場合も、X/Y 座標により、ロケーションの前面/中央が示され、ロケーションの残り部分がその後ろに描画されます。 |