動的引当中の出庫ロット管理ルールの適用
動的割当中に、出荷注文の出荷先/荷主/品目の組み合わせで [出荷先別出庫ロット管理] 画面の [最終出庫を除く] が [オン] になっている場合、次のルールがロット選択に適用されます。 ([出荷先別出庫ロット管理] と [出庫注文明細] 画面の詳細については、『Infor WMS 注文処理ユーザーガイド』を参照してください)。
- [出荷先] の最低消費期限要件 (有効期限 (ロッタブル 05) - [現在の日付] > [出庫注文明細レベルの消費期限の値]) を満たすロットのみを選択できます。
- 最低消費期限要件を満たさないロットをピッキングしようとする場合、品目が最低消費期限要件を満たさないことを示すメッセージが表示されます。
- 出庫注文明細の品目の [在庫回転] の値が [有効期限] (ロッタブル 05) に設定されている場合、[最終出庫有効期限] よりも古くないロットのみを選択できます (有効期限 (ロッタブル 05) >= [最終出庫有効期限])。
- 最低消費期限を満たさないロットをピッキングしようとする場合、品目が最低消費期限要件を満たさないことを示すメッセージが表示されます。
- 出庫注文明細の [品目の在庫回転] の値が [製造日時] (ロッタブル 04) に設定されている場合、[最終製造日時] よりも古くない (製造日時 (ロッタブル 04) >= [最終製造日時]) ロットのみを選択できます。
- 最終出庫製造日時を満たさないロットをピッキングしようとすると、品目が最終出庫製造日時要件を満たさないことを示すメッセージが表示されます。
上記のロットを除外した後で、出荷注文の出荷先/荷主/品目の組み合わせで [出荷先別出庫ロット管理] 画面の [返品済ロットを除く] が [はい] に設定されている場合は、次のルールがロット選択に適用されます。
- [出荷先別出庫ロット管理] 画面の [返品済ロットを除く] の値が [はい] に設定されている場合は、特定の [出荷先] の返品ロットでロットを選択できません。
- 返品済ロットをピックしようとすると、その品目が返品済ロットのルールを満たさないことを示すメッセージが表示されます。
最終出庫除外ロジックと返品済ロット除外のロジックを指定して、または指定せずに、引当ロット制限ルールを使用できます。出荷注文の出荷先/荷主/品目で [出荷先別出庫ロット管理] 画面の [最終出庫を除く] と [返品済ロットを除く] の両方が [いいえ] に設定されている場合は、次の引当ロット制限ルールを使用できます。
- [出荷先別出庫ロット管理] 画面の [引当ロット制限] の選択が [1 ロットのみ] に設定されている場合 (1 ロットのみを出荷する):
- 出荷注文明細の数量に完全に引き当てることができる十分な数量をもつ最初のロットを引き当てます。
- 数量を満たすロットがない場合は、最も数量の多いロットを引き当てます。
- 最初のピッキングで、システムはロットに使用できる十分な在庫があるかどうかをチェックします。ユーザーが最初のピッキングを無視した場合、選択されたロットに注文に選択する残量に対して十分な数量があるかどうかをチェックします。
- [1 ロットのみ] の値が選択されると、ピッキングごとに選択可能な在庫がチェックされます。ユーザーがピッキングプロセスの一部のみを行い、ロットに対して選択できるだけの十分な数量がない場合、[出荷先] は注文全体に対して品目を 1 ロット必要とし、そのロットの在庫にはピッキングできる残量がないことを示すメッセージが表示されます。
- [出荷先別出庫ロット管理] 画面の [引当ロット制限] の選択が [制限なし] に設定されている場合 (出荷するロット数に制限を設けない):
- 注文数量を満たすのに必要な数のロットを引き当てます。