ワークオーダー処理の概要

作成したワークオーダーは、作成時に使用された工程に関係なく修正することができます。恒久的な変更が必要な場合は、工程に変更を加える必要があります。一時的な変更が必要な場合は、個々のワークオーダーに対して、変更を加えます。

アプリケーションにより正しいデータが設定画面に入力されると、通常のワークオーダー処理ではそれら設定画面は必要なくなります。ワークオーダーは、ホストシステムからダウンロードされるか、または倉庫スタッフによって手動でワークオーダーの追加機能を使用して作成されます。下図は、ワークオーダーの処理フローについて説明しています。

ワークオーダーを追加またはダウンロードすると、アプリケーションは次の動作を実行します。

  • 親品目の工程レコードを検索します。
  • 工程数量にワークオーダーの数量を掛けます。
  • ワークオーダーレコードを作成します。
  • 出庫注文を作成して、各作業に必要な部品に部品注文タイプを割り当てます。部品表の部品の荷主が複数の場合、複数の出庫注文を作成します。

ワークオーダーを修正すると、アプリケーションは次の動作を実行します。

  • ワークオーダーレコードを修正します。
  • 部品注文を更新し、修正を反映します。

作業に部品を追加すると、アプリケーションは次の動作を実行します。

  • ワークオーダーレコードを修正します。
  • 部品注文を更新し、修正を反映します。
  • 必要であれば、新しい部品注文を追加します。
  • 部品が、前の「在庫を変更しない」作業に追加された場合、「部品を組付」作業タイプへの変更が必要になります。

作業から部品を削除すると、アプリケーションは次の動作を実行します。

  • ワークオーダーレコードを修正します。
  • 部品注文を更新し、修正を反映します。
  • 作業の完了時点で、部品注文は自動的に出庫されます。

ワークオーダーを削除すると、アプリケーションは次の動作を実行します。

  • ワークオーダーレコードを削除します。
  • 付随する部品注文を削除します。
注: 
  • アプリケーションは現在、作業全体のワークオーダーに対する追加および削除をサポートしていません。この作業を試みると、エラーメッセージが表示されます。
  • ワークオーダー部品表と工程テンプレートは、インポート済出庫注文から動的に作成できます。明細タイプ C (部品) の注文明細行が、部品表とテンプレートの作成に使用されます。これらの行は後でオーダーから削除されます。親キット品目の在庫が不十分な場合は、動的部品表およびテンプレートを使用するキットを作成するワークオーダーを作成できます。