ロケーションの選択

棚入ロジックでは、返品商品の入庫にもとづいて作成されたタスクの「新ロケーション」を決定するために、棚入戦略明細 (「品目明細」の「フォームビュー」) 上の [入庫タイプ対象] または [入庫タイプ対象外] パラメータで設定した情報を使用します。

[入庫タイプ対象] パラメータを使用して「返品棚入」を指示する方法を次のテーブルに示します。

ステップ番号 棚入タイプ 旧ロケーション 新ロケーション 棚入ゾーン 入庫タイプ対象
00001 Source = [FromLocation] の場合、ToLocation へ棚入 QCRETLOC QARETLOC 返品
00002 Source = [FromLocation] の場合、棚入ゾーンの ToLocation へ棚入 QCRETLOC ZoneA

ここで、

  • ステップ 1 では、LPN (ライセンス プレート) の現在のロケーションが STAGE (積付エリア) で、さらに入庫に「返品」のフラグが立っていた場合、その商品を QARETLOC に誘導します。
  • ステップ 2 では、[入庫タイプ対象] フラグが特定されていないので、商品を QARETLOC ロケーションへ移動するロジックは実行されません。
  • 棚入機能のために「入庫タイプ」に関して使われているのと同じロジックが、処分タイプのプロセスにも使われます。唯一の違いは、「入庫明細」上の「新 ID (ToID)」にもとづいて在庫レコードを合わせるために、「入庫タイプ」のロジックでは「入庫」テーブルを使うのに対して、「処分タイプ」のロジックでは「入庫明細」テーブルを使う点です。