ピース毎スキャンによる入庫

RF [入庫メニュー] > [ピース毎スキャン] を使用すると、ASN と LPN またはボックス ID に対して、数量ごとに品目か EAN 番号をスキャンできます。このメニューオプションでは、スキャンする LPN やボックス ID の数量が完了するか、認められた割当数量に達するまで、連続して品目をスキャンできます。スキャンするごとに数が増加し、対応する ASN の明細行への入庫数量として合計数が更新されます。

[ピース毎入庫 REP01] 画面では、ASN と LPN またはボックス ID を指定してから、品目か EAN 番号をスキャンします。スキャンした情報をもとに、[品目]、[説明]、[梱包]、[単位]、[数量] 情報が表示されます。その後のスキャンごとに、[数量] フィールドが 1 つずつ増加します。

[ピース毎スキャン] オプションを使用して、次のタスクを実行します。

  • 品目の各ユニットを事前定義された LPN、ボックス ID、一般 LPN やボックス ID にスキャン
  • スキャン済の LPN またはボックス ID に品目をスキャン
  • ASN 明細に添付されていない LPN やボックス ID を入庫検査で制限
  • 同じ LPN やボックス ID への異なる品目の入庫制限を管理
  • 異なるロッタブルを単一の LPN、ボックス ID に入庫する際の制限を管理
  • 品目のピースごとにロッタブルを取得する、特定品目をスキャンした全ユニットに対して 1 つだけロッタブルを取得する、あるいはスキャンした各ユニットにロッタブルを取得する
  • 品目入庫中、いつでもスキャン済品目と対応する数量のサマリーを表示

Infor WMS では、次の 2 つのオプションを使って、品目を入庫してスキャンする方法が制御できます。

  • [ピース毎スキャンで ASN にない LPN]: このオプションは [入庫検査] ページにあります。オプションを使用すると、次の選択に基づいて、ASN に添付されていない LPN の制限を管理できます。
    • [許可]: 選択した場合、どのような一般 LPN もスキャンして処理を続けることができます。
    • [警告]: 選択した場合、ASN 明細行の LPN と一致しない LPN を入力すると、警告メッセージが表示されます。[はい] をクリックすると、入力した一般 LPN は許可され、ロケーションを入力できるようになります。[いいえ] をクリックしたときは、別の LPN かボックス ID のスキャンか入力が必要です。
    • [重大なエラー]: 選択した場合、ASN 明細行の LPN と一致しない LPN を入力すると、エラーメッセージが表示されます。[OK] をクリックしたときは、別の LPN かボックス ID のスキャンか入力が必要です。
  • [ピース毎スキャンでロッタブルを取得]:このオプションは [ロッタブル検査] ページにあります。このオプションの使用で、品目のユニットごとにロッタブルのスキャン処理、あるいはスキャン済品目ごとにロッタブルを一度だけ取得という制御が可能になります。このオプションをオンにすると、すべてのユニットに対してロッタブルを入力する必要があります。オプションがオフの場合、スキャン済品目へのロッタブル入力は 1 回だけのスキャンになります。