入庫処理中の数量検査

入庫検査とは、入庫プロセス中にアプリケーションが品目の特定データをチェックするプロセスです。また、入庫が処理される前にデータが正確であるかどうかが確認されます。

入庫検査を使用して、テンプレートを設定し、そのテンプレートの検査要件を定義して荷主レコードに適用することができます。テンプレートが荷主に適用されると、入庫検査要件は、その荷主のすべての品目に適用されます。入庫時に行われる唯一の数量検査は、過剰入庫についてです。

  • 「入庫検査テンプレート」の [ASN 供給過剰] ヘッダーにある [数量検査実行] フィールドが [はい] に設定されている場合は、システムによって入庫数量が ASN の予定数量に対して検査され、その差異が中継されます。
  • 「入庫検査テンプレート」の [発注供給過剰] ヘッダーにある [数量検査実行] フィールドが [はい] に設定されている場合は、システムによって入庫数量が発注の予定数量に対して検査され、その差異が中継されます。

入庫検査を設定するには、次の手順で行います。

  1. [設定] > [検査ルール] > [入庫] の順に選択します。
  2. [新規] をクリックします。[入庫検査明細] 画面がフォームビューで表示されます。

    詳細については、Infor WMS 設定ユーザーガイド』を参照してください。

    入庫数量が [供給過剰無効] 割合フィールドに定義した割合よりも少ない割合で予定数量を超過している入庫を確定しようとすると、次のようなメッセージが表示されます。

    入庫数量が [供給過剰無効割合] フィールドに定義した割合と同じかまたは多い割合で予定数量を超過し、[供給過剰エラー割合] フィールドに定義した割合よりも少ない割合で超過している入庫を確定しようとすると、無効メッセージが表示されます。

    入庫トランザクションを完了させるためには、有効な理由コードを指定する必要があります。

    注: 

    過剰入庫は、ASN、発注、または両方の伝票で発生します。

    理由コードは、[ASN 品目サマリー] タブおよび [発注明細] 画面で更新します。

    入庫数量が [供給過剰エラー割合] フィールドに定義した割合と同じかまたは多い割合で予定数量を超過した入庫を確定しようとすると、次のようなメッセージが表示されます。現行の ASN 上では、入庫トランザクションを完了することはできません。