自動移動戦略シナリオ 1

シナリオ 1 を設定するには、各ステップを実行し、[自動移動] ページの適切なフィールドに以下の情報を指定します。

手順 1

フィールド
自動移動基準 温度
演算子 >
値 1 32
値 2 空白
時間の長さ 10
要素
タスクタイプ 棚入
棚入戦略 FRZ

手順 2

フィールド
自動移動基準 期限までの日数
演算子 BETWEEN
値 1 10
値 2 20
時間の長さ 1
要素
タスクタイプ 移動
棚入戦略 TOXP

手順 3

フィールド
自動移動基準 なし
演算子 空白
値 1 32
値 2 なし
時間の長さ 1
要素
タスクタイプ 棚入
棚入戦略 STD4

自動移動戦略シナリオ 1 - 説明

  1. システムにより、品目と LPN の入庫時に、気温が 32 度 (華氏) を超えるかどうかがチェックされます。
  2. 入庫時の気温は 32 度を超えています。

    棚入タスクタイプと [保留] 状況が指定されたタスク明細が作成されます。[優先度] にも、自動移動戦略ステップの優先度が設定されます。

  3. ユーザーは、上記の自動移動戦略のステップ 1 で棚入タスクを承認します。

    システムにより、タスク明細の「自動移動戦略」と「ステップ番号」が評価され、棚入ロケーションが決定されます。このシナリオでは、[棚入戦略] FRZ が使用されます。

  4. LPN は、現在、「入庫」ゾーンの「積付」ロケーションにあります。

    この棚入戦略のステップ 1 は、「[開始ゾーン] が「RECEIVING」の場合、棚入では [終了ゾーン] は「FREEZER」が使用される」です。この棚入戦略の場合、使用できるロケーションとして「FREEZER」ゾーンが検索されます。

  5. ユーザーが棚入タスクを完了しました。

    システムにより、タスク明細の「自動移動戦略」と「ステップ」がチェックされ、他のステップも評価する必要があるかどうかが判別されます。

    このシナリオでは、これ以外のステップも評価する必要があるため、システムは、[期限までの日数] の入力内容が 10 ~ 20 の間の数値かどうかを確認するために、[有効期限 (ロッタブル 05)] に対する数量がゼロを超えている LPN を検査します。

  6. [有効期限] の入力内容は、10 ~ 20 までの数値です。

    [移動] タスクタイプと [システム保留] 状況が指定されたタスク明細が作成されます。このタスク明細のリリース日は、現在の時刻 ([時間単位] と [時間の長さ]) にもとづいて設定されます。

  7. 指定されたタスク明細のリリース日が、[移動] の日付以降の場合は、次の処理が行われます。

    [移動タスク] が、[システム保留] から [保留] 状況に更新されます。

  8. ユーザーは、上記の「自動移動戦略」の「ステップ 2」で [移動タスク] を承認します。

    システムにより、タスク明細の「自動移動戦略」と「ステップ」がチェックされ、棚入ロケーションが決定されます。このステップの [PUTAWAYSTRAGY] は TOXP です。

  9. LPN は、現在、「冷凍」ゾーンの FRZ01 ロケーション (このシナリオの場合) にあります。

    この棚入戦略のステップ 1 は、「[開始ゾーン] が「FREEZER」の場合、棚入では [終了ゾーン] は「COOLER」が使用される」です。この棚入戦略では、使用できるロケーションとして「COOLER」ゾーンが検索されます。

  10. ユーザーは [移動タスク] を完了します。

    システムにより、タスク明細の「自動移動戦略」と「ステップ」がチェックされ、他のステップも評価する必要があるかどうかが判別されます。このケースの場合、他のステップも存在します。

  11. システムにより、実行するステップが検出されます。

    ステップ 3 では、移動タスクタイプと [システム保留] 状況が指定されたタスク明細が作成されます。「自動移動戦略」と「ステップ」が設定されると、そのリリース日は、現在の時刻 ([時間単位] と [時間の長さ]) にもとづいて設定されます。

    このタスクが実行されると、「STD4 棚入戦略」を使用して [新ロケーション] が決定されます。

  12. 指定されたタスク明細のリリース日が、[移動] の日付以降の場合は、次の処理が行われます。

    [移動タスク] が、[システム保留] から [保留] 状況に更新されます。

  13. ユーザーは [移動タスク] を完了します。

    システムにより、タスク明細の「自動移動戦略」と「ステップ」がチェックされ、評価する必要があるステップが他に存在するかどうかが確認されます。

  14. このシナリオでは、これ以上ステップはありません。

    システムにより、[システム保留] 状況が指定された棚入タスクが作成され、この品目に割り当てられた [棚入戦略] が使用されます。また、現在の時刻 ([時間単位] と [時間の長さ]) にもとづいて、タスク明細のリリース日も設定されます。