動的ピッキング

統合注文の動的ピッキングで品目を選択する方法は、通常注文をピッキングする方法とは異なります。これは、ピッキングを行うロケーションが、統合時に決定されるからです。通常、動的ピッキングは、ピッキングを行うロケーションを事前に決定しません。

そのため、統合ピッキングには、特定の動的ピッキング画面が使用されます。

注文が統合される場合に、動的ピッキングを使用する品目をピッキングするには、次の手順を実行します。

  1. RF 端末のメインメニューで、[ピッキング] を選択します。[ピッキングメニュー (PM1)] 画面が表示されます。
  2. [ピッキングメニュー] から [動的ピッキング] を選択します。[動的ピッキング (DAPM)] メニューが表示されます。
  3. [混載ピッキング] を選択します。[動的ピッキング (OP31)] 画面が表示されます。

  4. 次の情報を指定します。
    旧ロケーション
    これは、統合時に割り当てられたスピードピックロケーションです。このフィールドは、必須ではありません。このタイプのピック処理に対し、現在のスピードピックロケーションを指定してください。

    これはオプション項目です。この情報を使用し、検索結果を絞り込みます。

    品目
    ピッキングする品目コードを指定します。
    優先度
    ピッキングの優先度を指定します。高優先度の注文から先に検索します。
    注文
    ピッキングする出庫注文番号を指定します。
    単位
    ピッキングの単位を指定します。
    • [C]: ケース
    • [P]: パレット
    ケースピックの場合は、[C] を指定します。
    注: 

    [単位] をブランクのままにすると、許可タイプにもとづいてピッキングが提案されます。ピッキング作業者がケースとパレットの両方を許可されている場合、最初にケースピックが提示されます。

  5. [F3] キーを押して [品目表示 (OP31L)] 画面を開きます。この画面には、指定された条件を満たす品目のリストが表示されます。

    この画面には、現在の統合ピックロケーションからピッキングする品目のリストが示されます。品目と注文優先度の組合せについては、別のページにリストされます。このリストには、注文優先度と品目別に、ピッキングされる合計数量のサマリーが表示されます。これにより、注文のグループを先にピッキングする必要がある場合に、優先度を付けることができます。

    ロケーション
    ピッキングを行う統合スピードピックロケーションを指定します。
    優先度
    注文優先度を指定します。注文優先度と品目の各組合せは、個別の画面に示されます。
    品目
    次の行に示される品目名称と共に、品目コードを指定します。
    パック
    ピッキングする商品の数量を指定します。
    ピッキング数
    注文優先度と品目の組合せの、未処理ピッキング数の合計を指定します。
    ピッキング数
    注文優先度と品目の組合せの、未処理ピッキング数を指定します。
  6. 品目のリストは、[6] キーを押して前に、[4] キーを押して後ろにスクロールできます。ピッキングを開始せずにリストを終了するには、[Esc] キーを押します。
    表示されるピッキングは、優先度および品目番号ごとに並べ替えられます。
    注: 

    状況が「処理中」となっているピッキングは表示されません。

  7. 完了するピックの品目と数量について、[Enter] キーを押します。
    ピッキングを確認するための [動的ピッキング (OP31P)] 画面が表示されます。

    この画面の上部には、完了するピッキングの情報が表示されます。次の情報が含まれます。

    注文番号
    ピッキングする注文番号を指定します。
    品目
    ピッキングする品目コードを指定します。
    ロケ
    ピッキング対象として提案されるロケーションを指定します。
    パック
    現在の品目のパックキーを指定します。
    単位
    梱包する単位を指定します (通常はパレットかケース)。
    数量
    ピッキングする数量です。
    新ロケーション
    現在のピッキングの積付ロケーションを指定します。
  8. 画面の [確認] セクションに情報を指定し、ピッキングを検証して完了します。
    LPN
    商品に割り当てられた ID を指定します。
    数量
    ピッキングする商品の数量を指定します。
    新 ID
    ピッキング処理がフルパレットよりも少ない場合は、ピッキング時に新 LPN を作成する必要があります。同じ LPN (ID) に対して複数の品目をピッキングできます。
    新ロケーション
    現在のピッキングの積付ロケーションを指定します。
    タイプ
    ピッキングのカートンタイプを指定します。
    注: 

    使用可能なカートンタイプの一覧を表示するには、[F2] キーを押します。この操作により、[ピッキングの表示] がアクティブになっているカートンのリストが、カートンの設定画面に表示されます。

    注: 

    使用できるカートンタイプのリストを参照するには、[F2] キーを押します。この操作により、[ピッキングの表示] フラグがアクティブになっているカートンのリストが表示されます。

  9. [Enter] キーを押して、ピッキングを完了します。
  10. 手順 3 で使用した検索条件内に、ピッキングがまだ存在する場合は、[OP31L] 画面の未処理のピッキング一覧に戻ります。
  11. 6 ~ 9 の手順を繰り返して別のピッキングを完了するか、他にピッキングを行わない場合は [Esc] キーを押して画面を終了します。
  12. 現在の検索条件に対して最後のピッキングが完了すると、「現在の検索基準に一致する未処理のピッキングはありません」というメッセージが表示されます。
  13. [Esc] キーを押して [OP31] 画面に戻り、検索条件を変更します。