コンテナ間移動の概要

コンテナ間 RF 移動により、倉庫作業者はピッキング済のコンテナやパレットの商品を別のコンテナやパレットに分配することができます。移動元のパレットやコンテナを指定すると、RF 端末に商品が表示されるので、新規または既存のパレットやコンテナに商品を分配できます。移動元のコンテナやパレットの商品が完全に分配されると、元々のレコードは削除されます。

出庫用のパレットやコンテナを統合する主な理由は、出庫車両の体積占有率を最大限にするためです。つまり、貴重なスペースを無駄に使用しないようにするため、倉庫は商品が完全に詰められていないパレットやコンテナの出庫を避けます。この機能を正しく使用すると、倉庫が出庫する各コンテナの内容を正確に処理できます。

コンテナ間 RF 移動を使用する代表例には、次のものがあります。

  • 倉庫に複数のゾーンがあり、それぞれのゾーンで異なるピッキング方法を使用しています。ピッキング後、注文商品の組立担当者がコンテナの商品を、別のセクションからのコンテナに分配します。
  • ピッキング作業者が、ふたが閉まらないコンテナを返却します。その注文の別のコンテナに、余剰の商品を入れる余裕があります。
  • 注文がピッキング作業者に送信された後に、顧客が包装関連の特別な条件を定義しています。顧客の要望に応じて再配送する必要があり、内容明細を記載した正確な伝票を、各箱に添付する必要があります。