ピッキングの作業指示の概要

品目に関する詳細や、顧客の特別な要望をピッキング作業者に思い出させたり、通知したりしなければならない場合があります。こうした作業指示を正確に管理することにより、ピッキング作業者は作業指示を遵守することができます。

Infor WMS 倉庫管理 では、RF ピッキング作業者に作業指示を送信することができます。作業指示は、商品のピッキング時に毎回送信することも、顧客による注文で特別な要望が指定されている場合にのみ送信することもできます。作業指示を送信する必要がある場合に限り、作業指示用の画面が表示されます。

品目に対して入力された作業指示は、品目をピッキングするたびにピッキング作業者に表示されます。顧客注文と共にダウンロードされた作業指示や、倉庫作業員が入力した作業指示は、その顧客の注文として品目が選択されたときにのみ表示されます。これにより、マクロレベルおよびミクロレベルで準備が整えられるので、正確な情報が利用できます。

作業指示を使用する一般例

  • ピッキング作業者が壊れやすい品目に必ず発泡ビニールシートを使用する必要がある
  • 冷却すると商品のふたがゆるむため、ピッキング作業者が必ず商品のふたを閉める必要がある
  • 顧客に急ぎの注文があるので、倉庫で一定品目だけを別の箱にパックするが、出庫は他の注文と一緒に行うことが顧客から要求されている
  • 輸送距離が長く、到着時にバナナが熟れすぎてしまうため、倉庫で青いバナナを出庫することが店舗から要求されている