クラスタピッキングの作業指示

このセクションでは、クラスタピッキングで作業指示を受け入れ、処理する方法を説明します。

注: 
  • ピッキングメモは、品目レベルまたは出庫注文明細レベルで入力された場合にのみ表示されます。「RF ピッキングでの作業指示の生成」を参照してください。
  • ピッキングメモは、必要なデータを RF 端末にすべて入力した後、最初に Enter キーを押したときに表示されます。これは、アプリケーションでトランザクションがデータベースにコミットされる前に実施されます。
  • ピッキングメモのフィールドには、該当するフィールドに入力されている内容が最大 255 文字まで表示されます。

クラスタピッキングの作業指示を受け入れて処理するには、次の手順を実行します。

  1. RF 端末のメインメニューで、[ピッキング] オプションを選択します。[ピッキングメニュー (PM1)] 画面が表示されます。
  2. [クラスタピッキング] (1) を選択します。[クラスタピッキング (TM20)] 画面が表示されます。
  3. 次のいずれかを実行します。
    • 注文のピッキング (注文 ID 別の選択) により、ケース、ピース、パレットなど、すべてのピッキングがユーザーに送信される場合は、[注文 ID 別] を選択します。
    • ケースのピッキングの場合は、[ケース ID 別] を選択します。
    • [タスクマネージャ] 画面に戻るには、[Esc] キーを押します。
  4. [エリア] を指定します。
  5. 次のいずれかを実行します。
    • ピッキングタスクを順方向 (昇順) に実行するには [F] キーを押します。
    • タスクを逆方向 (降順) に実行するには [R] キーを押します。
    • 「順方向」と「逆方向」を使用すると、2 人のピッキング作業者に同じ注文のピッキングを実行させることができます。つまり、1 人はピッキング通路の最後から、もう 1 人は最初から開始します。
  6. [Enter] キーを押します。ブランクの番号行からなるリストが表示されます。
  7. 次のいずれかを実行します。
    • [注文入力 (TM31)] 画面では、ピッキングを実行する各注文の [出庫注文番号] を指定します (最高 30 件)。
    • [ケース ID 入力 (TM41)] 画面では、コンテナ ID/ケース ID を指定します (最高30 個)。
  8. 最後の注文またはケース ID を入力すると、選択順序にもとづいて最初のピッキングが表示されます。[Enter] キーを 2 回押します。画面に上記で説明した [タスクピッキング] オプションが表示されます。
  9. ピッキングを承認するには、[Enter] キーを押します。

    出庫注文または品目に関連付けられている作業指示は、ここで表示されます。品目と出庫注文明細の両方に作業指示が定義されている場合、両方の指示が RF 端末に表示されます。この場合、品目に対して定義されている作業指示が最初に表示され (NTS1)、次に出庫注文明細に対して定義されている作業指示が表示されます (NTS2)。以下の例を参照してください。

    これは [作業指示] (クラスタピッキング) の例です。

  10. 新しい [ピッキング (TPKO)] 画面または [ピッキング (TPKC)] 画面が表示されます。次のフィールドを確認します。

  11. [Enter] キーを押します。
  12. 次のいずれかを実行します。
    • 次のタスクを確定するには、[Enter] キーを押します。
    • 取り消すには、[ESC] キーを押します。

    ピッキングデータがアプリケーションからサーバに送信され、ピッキングが確定されます。

  13. [Enter] キーを押すと、同じロケーションで次に実行するピッキングがアプリケーションから送信されます。同じロケーションでのピッキングがない場合は、指定した方向 (昇順または降順) にしたがって、次のロケーションのピッキングタスクがアプリケーションから送信されます。
  14. コンテナに対するピッキングがすべて完了すると、RF 端末に「コンテナをクローズします」というメッセージが表示されます。ピッキング作業エリアの最終地点に到着しても、RF 端末に「コンテナをクローズします」というメッセージが表示されないことがあります。これは、他の作業エリアでのピッキングがまだ残っているためです。他の作業エリアに割り当てられている RF ピッキングの担当者は、残りのコンテナのバーコードをスキャンして、未完了のタスクを取得します。
  15. タスクがすべて完了すると、「作業がありません」 というメッセージが表示されます。他に一連の注文番号やケース ID を入力する場合は、[Esc] キーを押します。