概要

Infor WMS 倉庫管理 のカートン化機能を使用すると、出庫用カートン (コンテナ、パレットなど) に入れるピッキング対象商品を事前に定義することができます。しかし、ユーザーによる体積計算ミスにより、計算上はカートンに入りきると考えられていた商品が収まりきらない場合もあります。アプリケーションでは、ピッキング処理中に新しいケース ID、コンテナ ID、またはカートン ID を追加することが可能です。

この機能は、RF の [タスクマネージャ] 画面を使用した標準のピッキングまたは [タスクマネージャ] を使用したクラスタピッキングで使用できます。さらに、カートン化に関連するピッキング時の問題も解決できます。ピッキング作業者は、コンテナやパレットなどを新規作成したり、顧客の注文で使用されている既存のコンテナ、パレットなどを使用したりすることができます。この機能は、ピッキング時に収まりきらなかった最初の商品にのみ実行すれば済みます。同じカートンにピッキングする残りの商品はすべて、自動的に新しいケース ID または既存のケース ID に移動されます。

新しいコンテナを追加する一般的な例

  • ピッキング作業者は、1 つのコンテナに収まる予定であった顧客注文の商品を選択しているが、コンテナが一杯になり、ピッキングが処理できない
  • ピッキング作業者は、2 つのコンテナに入れることになっている商品を選択しているが、この総量であれば 1 つのコンテナに入りきる