ウェーブの引当

プロセスの次のステップは、ウェーブの引当です。引当の結果は、使用する引当戦略のタイプによって異なります。バックフラッシュするように設定された品目 (ハード引当戦略) では、システムにより割り当てられたスピードピック (統合) ロケーションからの過剰引当が行われます。実際の消費に対して定義された部品品目 (ソフト引当) では、引当は行われますが、特定のロケーションに対する引当ではありません。ただし、補充活動では、部品品目が消費される生産ラインに必要なスピードピックロケーションに在庫が移動されることに注意してください。どちらの品目でも、補充の優先度が高くなるように設定されます。

製造オーダーの引当ルールは次のとおりです。

  • ハード引当を使用する品目は、設定によって決定され、ウェーブの作成時に統合ロジックで使用されたスピードピックロケーションから引き当てられます。
  • スピードピックロケーションに十分な在庫がない場合、注文は過剰引当されます。
  • 引当ロットの決定には、品目に対して定義された通常の回転ルールが使用されます。
  • 通常の回転ルールが使用される前に、スピードピックロケーションに既に存在している可能性がある別のロットが引き当てられます。これにより、オペレータによる別のロケーションから現在のスピードピックロケーションへの特定のロットの移動が防止されます。
  • 異なるスピードピックロケーションにある品目の在庫は、別のスピードピックロケーションからの引当には利用できません。これにより、スピードピックロケーション間でのさらなる移動が防止されます。