パーソナライズの概要

パーソナライズとは、顧客のニーズにあわせて、注文をカスタマイズするプロセスです。「パーソナライズ」という用語には、付加価値サービス (VAS) と、出庫注文をワークオーダーに発展させる業務が含まれます。顧客から要求される付加価値サービスの例を次に示します。

  • 彫刻
  • 名前入れのサービス
  • レーザー加工
  • ギフト包装

各サービスには、品目に定義される実際の指示に紐付く文字列を指定します。

パーソナライズでは、3 種類の VAS プロセスをダウンロードすることができ、各 VAS プロセスについてフィールドは 80 文字がサポートされています。手入力で VAS プロセスを設定する場合、制限はなく、ピッキング伝票に印刷することができます。

VAS プロセスと [メモ] フィールドは、出庫注文からピッキング伝票に印刷されるため、ピッキング作業者は、ピッキング終了後商品の移動先を把握することができます。VAS 情報は、ピッキング伝票またはワークステーションウィンドウに表示されますが、RF 画面には表示されません。VAS プロセスが行われている倉庫では、ピッキング伝票が使用されています。現時点では、この方法でのみ Infor WMS 倉庫管理 でこのデータの表示がサポートされています。ピッキングは倉庫の事情にあわせて行うことができますが、VAS プロセスサポートは、ピッキングリストで可能です。

80 文字の [メモ] フィールドは、行うサービスの詳細を定義するために使用されます。たとえば、品目にギフトカードを同梱する場合、VAS は GIFTCARD とし、80 文字のフィールドにはメッセージを入力できます。

VAS 作業者が必要とする特別な情報を印刷する [VAS ユーザー定義] フィールドもあります。たとえば、彫刻 VAS でどの書体を使用するか表示する必要がある場合、[VAS ユーザー定義] フィールドで設定することができます。

パーソナライズの使用

最初に、設定された VAS プロセスを伴った注文をインポートするか、手作業で出庫注文を作成してから VAS サービスを追加する必要があります。電子商取引を使用すると、ファイルレイアウトを定義して、注文を WM にインポートすることができます。詳細については、[設定ガイド]を参照してください。次の手順で、手作業で VAS サービスを追加する方法を説明します。