マルチファシリティの概要

マルチファシリティ設定オプションを使用すると、分岐した運用構造を会社に定義できます。事業所、物流センター、および倉庫ファシリティを複数定義できます。

各倉庫業務は個別のスキーマで行われます。全社的なデータは企業のスキーマで処理されます。企業データは倉庫のデータベースに自動的に伝えられます。このプロセスにより、複数のファシリティにデータを重複して設定する必要がなくなります。企業の会社情報を設定すると、複数の倉庫の倉庫情報を定義できます。

マルチファシリティ処理により得られる利点は、次のとおりです。

  • 組織に関して、会社、事業所、物流センター、および倉庫という 4 つのレベルの構造を設定できます。
  • アプリケーション内で各倉庫は個別のスキーマであるため、重複データを手動で入力する手間が省けます。つまり、企業はトップレベルにあり、情報はアプリケーションで下位レベルに伝えられます。
  • 複数のサイトにわたってすべての在庫を確認できます。
  • 倉庫移転を可能にし、ある倉庫から別の倉庫に品目を移動することが可能となります。