描画ラインの概要

移動ルートを監視するため、システムはグラフィカルエンジンを使用してファシリティを視覚的に表現します。これには、すべての移動セクション、接続、通路、ロケーションが含まれます。[描画ライン] 機能を使用すると、グラフィカルエンジンが生成した図に参照ラインを追加できます。システムは、ユーザーが割り当てた色や位置にもとづいてラインを表示します。

描画ラインはファシリティをグラフィカルに表示するための参照用としてのみ使用されます。距離エンジンは、移動ルートを計算する際、描画ラインを考慮に入れません。ファシリティ内の物理的な障壁を表現するために、移動セクションを使ってアクセスできない場所を塞ぎます。

描画ラインを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [労務ワークベンチ] メニューから、[労務標準] > [セクション] > [描画ライン] の順に選択します。[描画ライン] ヘッダー/明細ページが表示されます。
  2. 次の情報を指定します。
    ID
    この描画ラインレコードを示すコードです。
    名前
    このラインの任意の名前または説明です。システムはファシリティ情報を表示するとき、状況に応じてこの名前を使用します。
    明細タイプ
    このラインが表現する物理的な特性を示します。
    • 移動セクション
    • 移動通路
    • 移動方向
    • 移動ルート
    • 移動なし
    ライン幅 (ピクセル)
    ラインの幅 (ピクセル単位) です。
    描画開始座標
    ラインの開始ポイント (X、Y、Z) です。
    描画終了座標
    ラインの終了ポイント (X、Y、Z) です。システムは、開始ポイントから終了ポイントまで、ラインに対して定義された色や幅でラインを描きます。