移動セクションの定義

移動セクションを定義するには、次の手順を実行します。

  1. [労務ワークベンチ] > [労務標準] > [セクション] > [移動セクション] の順に選択します。[移動セクション] ヘッダー/明細ページが表示されます。
  2. [新規] をクリックします。[移動セクション] 選択ページが表示されます。
    このフォームを使用して、選択したレコードに対する設定ヘッダー情報を入力します。フィールドの定義は、下記に提供します。システムは、ユーザーがヘッダーに入力した端値にもとづいて、境界値と通路位置を計算します。移動制限や接続制限を設定したり、特定の通路内で通路位置や移動フローを調整したりする必要がない場合、追加の設定手順を実行する必要はありません。
  3. [保存] をクリックします。新しい移動セクションを作成したら、明細情報を定義する前に、移動セクションヘッダー情報を送信する必要があります。ヘッダーを送信し、保存すると、[明細] タブが表示されます。
    セクション名
    セクションの ID です。
    説明
    セクションの説明です。
    色 (RGB)
    RGB 色コードは、ファシリティマップに表示される、色分けされた移動セクションエリアを示すために使用されます。RGB 色コードは、0 ~ 9 または A ~ F の範囲の文字で、正確に 6 文字が含まれる必要があります。
    左下コーナー
    セクションの左下コーナーの位置の X、Y、Z 値です。

    セクションの鳥瞰図にもとづき、移動セクションの左下コーナーの端値を用いて、上部、下部などといった、セクションの境界を正確に特定します。

    右上コーナー
    移動セクションの右上コーナーの位置の X、Y、Z 値です。これがセクションではなく移動ラインである場合、X または Y 値は左下コーナーの対応する値と一致します。これが移動ポイントである場合、X、Y、Z 値は前の入力値と一致します。
    通路の方向
    通路が位置する軸 (X または Y) です。
    移動方向 (通路内のフロー)
    セクション内の通路における移動方向について、一方向か双方向かを指定します。一方向の移動制限を設ける場合、明細部分にある [通路位置] タブでのロケーション値の増減にもとづいて、各通路の移動フローを指定することもできます。値が増減する通路とタスク制限のある区間だけが一方向の移動になります。

    移動ルートの計算の際に一方向の制限を考慮に入れるには、[タスク制限] タブを使用します。[タスク制限] タブでは、このセクションにおいて一方向移動の設定に準拠させる必要があるタスクタイプを指定できます。ここでタスクを指定しない場合、システムは、[通路内の移動フロー] フィールドの値に関わらず、すべてのタスクタイプに対して双方向移動を適用します。

    初期の通路数
    使用する通路位置の初期数です。通路位置レコードのこの数は、このセクション内のロケーションの位置にもとづき自動的に作成されます。この値は必要に応じて編集できます。通路位置はいつでも追加できます。

    [移動セクション] ヘッダーを保存した後、システムはセクション境界、通路の回転角度、およびロケーションの X および Y 値を使用して、通路の適切な配置を決定します。[通路位置] タブを使用することで、システムが計算した位置の確認や、位置レコードの編集、追加、削除が可能です。

    計算上の中間点
    現在は使用されていません。
  4. 詳細な移動セクションの設定については、次の各明細タブで追加情報を定義できます。
    • 機器制限
    • タスク制限
    • 境界
    • アクセスポイント
    • 通路位置
  5. [保存] をクリックして完了します。