循環棚卸のリリーススケジュールの管理

循環棚卸ジョブのリリースは、定義した基準に応じてスケジュールできます。また、循環棚卸を自動的にリリースする方法を定義して管理することができます。

循環棚卸の条件を指定すると、スケジューラ内でジョブを作成してスケジュールできるようになります。ジョブは、あらかじめ設定された間隔で自動的にリリースすることが可能です。ジョブスケジューラの管理については、Infor WMS スケジューラユーザーガイド』を参照してください。

循環棚卸のリリースプロセスをスケジュールするためのパラメータを定義するには、次の手順を実行します。

  1. [実行] > [循環棚卸] > [スケジュール済リリース] の順に選択します。[リリースのスケジュール] 画面が表示されます。
  2. 次の情報を指定します。
    実施回数 (最大)
    一定期間に作成する循環棚卸タスクの最大数。このフィールドには、任意の正の値を指定します。このフィールドに 0 (ゼロ) を指定した場合は、作成する循環棚卸タスクの数に制限がないことを表します。
    検数依頼のみ
    循環棚卸タスクの生成処理を制御します。[はい] を指定すると、検数依頼テーブルの項目についてのみ棚卸タスクが生成されます。[いいえ] を指定すると、検数依頼項目の棚卸タスクのほか、品目の循環クラスおよび棚卸の最終実行日にもとづく棚卸タスクが生成されます (通常の循環棚卸タスク生成)。
    棚卸サイクル (日)
    最近棚卸が実行されたレコードの棚卸を省略するかどうか決定します。このフィールドは、[棚卸数量上限 (未満)] フィールドとともに使用されます。表示される値は、品目が変更された場合に循環棚卸が自動生成されるまでの日数です。値は、ロット/ロケーション/LPN の [編集日] フィールドにもとづきます(検数依頼により生成された循環棚卸では、この値は無視されます。)
    ロケーションタイプ
    循環棚卸対象のロケーションのタイプ。ドロップダウンリストからロケーションのタイプを選択します。
    優先度

    循環棚卸のリリースプロセスのスケジュールによって作成される循環棚卸タスクの優先度。このフィールドのデフォルト値は 5 です。検数依頼レコードが存在する場合は、検数依頼の優先度と [優先度] フィールドの値が比較され、優先度の高い方の値 (数値が小さい方) がタスクの優先度とみなされます。

    リリース基準
    循環棚卸のリリース基準を [品目] と [ロケーション] のどちらにするかを指定します。デフォルト値は [品目] です。
    0 を含む
    残高ゼロの検数を持つ循環棚卸タスクを作成できるかどうかを決定します。[はい] を選択すると、残高ゼロの循環棚卸タスクが作成されます。[いいえ] を選択すると、残高ゼロの循環棚卸タスクが作成されません。
    システム数量の表示
    品目の在庫残高を RF 作業者に表示するかどうかを決定します。
    計測数量上限 (未満)
    ピッキングロケーションの在庫がこのフィールドに指定した値を下回る場合に、棚卸タスクが生成されます。[棚卸サイクル (日)] フィールドと組み合せて使用されます。
  3. [保存] をクリックします。
    スケジューラでジョブタイプがバックグラウンドの [循環棚卸のリリース] ジョブを選択することにより、自動リリースのスケジューリングを制御できます。