在庫調整の概要

調整とは、権限のある作業者がアプリケーション内の現在の在庫レベルを変更して、倉庫内にある実際の在庫の量と一致させるトランザクションです。調整によって、在庫の変更に関係する情報について監査用の記録が残され、調整在庫のトランザクションが作成されます。

調整には、ワークステーションまたは RF が使用できます。RF を使用する場合、作業者にはこのタスクを実行する権限が必要です。

連番の追跡

Infor WMS 倉庫管理 では、連番を入庫から出庫まで追跡できます。連番追跡が必要な品目で在庫調整を実行する方法の詳細については、Infor WMS 重量、連番、データ登録ユーザーガイド』を参照してください。

在庫調整の使用

在庫の差異が発生する一般的な理由は、ピッキングエラーです。ピッキングエラーによって、在庫には 2 つの差異が生じます。たとえば、ピッキングされる予定だった品目は過剰になり、実際にピッキングされた品目は不足になります。調整を記録する必要がある在庫の差異のその他の原因としては、次のものがあります。

  • 循環棚卸の実行後に、手動更新すべき差異が検出された場合
  • 品目が破損し、在庫からその数量を減らす必要がある場合
  • 作業者が入庫時に数量を間違えて入力した場合
  • 在庫の不足や過剰が原因で、作業者が割り当てられたタスクを実行できない場合