在庫トランザクションの使用

なんらかの入庫、出庫、調整、またはロケーション変更があると、在庫トランザクションがアプリケーション内に記録されます。在庫の不均衡状態を調査するときに、在庫管理作業者にとってこれらのレコードは非常に重要です。監査役も、在庫問題に関係するイベントを追跡するときに、これらのレコードを利用します。これらのレコードを調査するスタッフは、品目、入庫番号 (ASN)、ライセンスプレート番号 (LPN)、日付などで検索し、実行中の調査と関係があるレコードだけを取得します。

在庫トランザクションを確認する一般例としては、次のものがあります。

  • 仕入先から、入庫時の登録数量について問合せがあった場合。在庫管理スタッフは、関連する ASN 番号を使用して調査します。
  • ある品目の循環棚卸で、アプリケーションでの在庫と実際の棚卸数量に大きな差異があった場合。品目番号を使って関連する在庫レコードをすべて検索します。
  • パレットが、倉庫内で本来とは違うロケーションに置かれていた場合。ライセンスプレート番号を使って関連する移動トランザクションをすべて検索し、そのパレットの直前の場所を調べます。
  • ピッキングロケーションに、本来とは違う品目がある場合。そのパレットがそのロケーションに置かれてからそのロケーションに設定された払出で、間違った商品が含まれている払出を特定します。