[荷主設定] 画面の要件

  1. [WMS] > [設定] > [取引先] > [荷主] の順に選択します。
  2. 一覧を表示するには、[検索] 機能を使用します。
  3. 表示する荷主の [明細] アイコンをクリックします。[荷主明細] 画面が表示されます。
  4. [クロスドック] タブをクリックします。
  5. [クロスドックの最適化を許可] フィールドを選択します。
  6. 注文数量が以下に定義する最小要件を満たす場合に、クロスドック入庫の一部として注文の一部引当を許可するには、[分割出庫] フィールドを選択します。

    たとえば、対象のクロスドック引当に選択された注文の注文数量が 50 で、入庫に 20 ユニットのみしかないとします。[分割出庫] フィールドが選択されている (オン) 場合、現在の注文の 20 ユニットが入庫の一部として引き当てられます。[分割出庫] が選択されない (つまりオフの) 場合、注文は最適化引当の対象とはならず、全 50 ユニットは要引当のままです。アプリケーションは、未処理数が 20 以下の最適化引当処理を行う別の対象注文を検索します。

  7. [入庫トランザクションごとに引き当てる最大注文数] フィールドに値を指定して、入庫が最適化引当の対象となる注文数を制限します。
  8. [入庫数量に対する注文数量の最小利用可能 %] フィールドに 0 から 100 までのいずれかの数値を指定して、最適化引当の対象となる最小注文数量を設定します。この値は入庫される数量に掛け合わされ、最小注文数量が決定されます。

    例: 最小利用可能 % = 20、入庫数量 = 50

    数量が 50 x 0.20、つまり 10 以上の注文明細のみ、最適化引当の対象になります。

    • このシナリオでは、入庫数量が 50 で、最小注文数量が 10 に決定されたことから、最大 5 つの注文を引き当てることができます。少なくとも 1 つの注文の注文数量が 10 より大きい場合、引き当てられる注文が 5 つ未満になることが考えられます。
    • [注文の最大数] と [最小利用可能 %] フィールドはともに、生産性向上の目的から最適化クロスドックに制限を設ける働きをします。上記の例では、最小利用可能 % が大きくなるにつれて、満たされる注文数は減ります。たとえば、最小利用可能 % = 50 の場合、1 回の入庫トランザクションで引き当てられる注文数は 2 以下になります。同じ品目に対する別の入庫があった場合、他の注文の数量が入庫数量と現在の入庫トランザクションによって決定された最低レベルより多ければ、注文の引当が追加で発生する可能性があります。
    • これらのパラメータを処理で正しく使うには、乗算をして 100 となるような値に設定する必要があります。上記の例では、それぞれの注文の注文数量が入庫数量の 20% 以上という設定になっているため、注文の最大数パラメータを 5 より大きな値に設定しても結果は変わりません。注文数の設定が低すぎると、入庫が分断化されて、一部は最適化引当に使用され、入庫数量の残りは棚入される可能性があります。この例で [注文の最大数] が 3 と設定されていた場合、総数量 60 とすると、引当可能なのはそれぞれ 20 ユニットの 3 つの注文のみです。この結果、該当入庫の 40 ユニットが棚入され、別の機会の注文での使用に備えて残されます。注文が定義済の基準を満たす場合は、最適化引当のために入庫された数量すべてを使用することが理想的です。
    • フルパレット注文だけを最適化引当で処理するには、[最小利用可能 %] を 100 に設定し、[注文の最大数] を 1 に設定します。つまり、注文数量は入庫数量以上でなければなりません。こうしておくと、少数の注文数量の最適化クロスドックの使用により、部分パレットを分割したり保管したりしなくて済みます。
    • すべての未処理注文を、最適化クロスドックを使用して引当対象とするには、[最小利用可能 %] をゼロに設定します。つまり、現在需要がある場合、入庫されるすべての数量が最適化クロスドックの対象となります。
  9. 発注順序が既に作成されている場合は、[発注順序戦略] フィールドの値としてリストされます。発注順序戦略を適用するには、荷主に適用可能な戦略を選択します。(発注順序の設定については、上記のセクションを参照してください。)
  10. [開始日] フィールドに、アプリケーションが注文明細を取得できる日数を示す値を指定します。この値は現在の日付から差し引かれ、最適化のためにさかのぼることのできる注文日付の期間が決まります。
  11. [終了日] フィールドに、アプリケーションが注文明細を取得できる日数を示す値を指定します。この値は現在の日付に加算され、最適化のために進むことのできる注文日付の期間が決まります。
  12. [最適化引当から除外する注文タイプ] フィールドで適切な値を選択し、最適化クロスドックの選択から除外する注文のタイプを決定します。