単一の注文に対する、入庫された全数量の引当

入庫した全数量が、単一の出庫注文に引き当てられた場合は、ライセンスプレートはピッキング対象として積み付けられるか、作業者に即時渡されて完了されます。荷主のフラグが [作業者に次の入庫からフルパレットのピッキングを指示] になっている場合は、作業者は、その注文のパレットを積み付ける場所についての指示を受け取ります。フラグがオフになっている場合は、パレットは通常のクロスドック積付ロケーションで積み付けられます。

シナリオ:

  • 最適化クロスドックの対象となる未処理注文 = 3
  • 各注文の注文数量 = 72
  • 入庫数量 = 1 パレット (72 ユニット)

    このようなシナリオの標準的な手順は次のとおりです。

  1. RF 入庫を使用し、1 パレット (72 ユニット) を入庫します。
  2. [OXD3] 画面が表示され、単一の注文に対してライセンスプレートが引き当てられていることがユーザーに示されます。

    処理のこの段階:

    • 入庫された全 72 ユニットは、入庫されたロケーションにあります (この例では「STAGE」)。
    • 72 ユニットに対し、1 つのピッキング明細レコードが作成されます。
    • 在庫は現在、入庫ロケーションにあります。
  3. [Enter] キーを押して、入庫したパレットのピッキングを完了します。作業者がピッキングを完了しない場合には、[Esc] キーを使用します。
  4. [OXD4] 画面が表示され、出庫注文として製品を積み付ける場所についての情報が示されます。次の情報が含まれます。
    注文番号
    引き当てられた出庫注文番号
    積付
    注文に対して割り当てられた積付ロケーション。空白でもかまいません。
    ドア
    注文に対して割り当てられたドアロケーション。空白でもかまいません。
    新ロケーション
    パレットに対して推奨される積付ロケーション。このロケーションは、次の手順によって決定されます。
    • 注文に対してドアロケーションが割り当てられている場合は、そのロケーションを使用します。
    • ドアが割り当てられていない場合は、割り当てられた積付ロケーションを使用します。
    • ドアロケーションも積付ロケーションも割り当てられていない場合は、「顧客クロスドック出庫レーン」を使用します (注文の顧客に対して作成されている場合)。
    • どれも設定されていない場合は、デフォルトのクロスドック積付レーンが表示されます。デフォルトは「XDLANE」です。
  5. 作業者は、推奨ロケーションか別のロケーションに製品を移動し、[確認] のロケーションをスキャンして、移動を確認します。

    ユーザーは、推奨ロケーション以外のロケーションへの移動を確認できます。完了したら、ロケーションを上書きすることを確認するメッセージが表示されます。

    これで、クロスドック製品の入庫、ピッキング、および積付が完了しました。