最適化引当および棚入間の入庫分割

入庫数量の一部だけが出庫注文として引き当てられていない場合は、引当数量をピッキング対象として積み付け、残りの数量を棚入対象として積み付けるために、入庫を分割する必要があります。

アプリケーションは、新規入庫を正しく分割して積み付けるために必要な手順を、作業者に示します。

シナリオ:

  • 最適化クロスドックの対象となる未処理注文 = 2
  • 各注文の注文数量 = 12
  • 入庫数量 = 1 パレット (72 ユニット)

    このようなシナリオの標準的な手順は次のとおりです。

  1. RF 入庫を使用し、1 パレット (72 ユニット) を入庫します。

  2. [OPXRC] 画面が表示されます。これは、最適化引当が起こり、入庫されたライセンスプレートを分割する必要があることを作業者に通知するものです。

    処理のこの段階:

    • 在庫残高は、入庫したロケーションで、全 72 ユニットが入庫されたことを示します (この例では「STAGE」)。
    • 24 ユニットは、荷主の設定の [引当済入庫の入庫積付ロケーション] として定義されたロケーションから引き当てられます。デフォルト値は [XDSTAGE] です。
  3. [LPN] で新しいライセンスプレートをスキャンし、棚入対象として入庫積付ロケーション (STAGE) に残っている製品に適用します。この例では、この数量は 48 ユニットです。
  4. [Enter] キーを押して確認します。
  5. 作業者に、実際の移動を行わなければならないことを示す [OXDMV] 画面が表示されます。

    処理のこの段階:

    • 入庫された全 72 ユニットは、入庫されたロケーションにあります (この例では「STAGE」)。
    • 24 ユニットは、最初に入庫されたライセンスプレートにあります。
    • 48 ユニットは、[OXDRC] 画面でスキャンされた新しいライセンスプレートにあります。
    • 48 ユニットの、新しいライセンスプレートへの移動が追跡され、在庫トランザクションに記録されます。
    • 24 ユニットは、ロケーション XDSTAGE にある元のライセンスプレートと比較して引き当てられます。ただし、在庫はこの時点ではこのロケーションにはありません。
  6. ここで作業者が 48 ユニットを含むライセンスプレートを積付ロケーションに移動し、最適化ピッキングを行います。
  7. [Enter] キーを押して移動を確認し、分割を完了します。

    処理のこの段階:

    • 24 ユニットが場所 XDSTAGE に移動され、ピッキングの準備が整っています。
    • 荷主が、最適化クロスドックのピッキングタスクを作成するよう設定されている場合は、各注文に対して 2 つのピッキングタスクが作成されます。
    • 48 ユニットはロケーション STAGE にあり、棚入の準備が整っています。
    • 荷主が、入庫時に棚入タスクを作成するよう設定されている場合は、[OXDRC] 画面で割り当てられた新しいライセンスプレートに対し、48 ユニットの棚入タスクがあります。
    • 24 ユニットは、最初に入庫されたライセンスプレートにあります。
    • 48 ユニットは、[OXDRC] 画面でスキャンされた新しいライセンスプレートにあります。
    • 24 ユニットは、ロケーション XDSTAGE にある元のライセンスプレートと比較して引き当てられます。ただし、在庫はこの時点ではこのロケーションにはありません。
    • 24 ユニットの、別のロケーション (XDSTAGE) への移動が追跡され、在庫トランザクションに記録されます。