ロッタブルの表示と検査ルール

バイオテロ法の要件

バイオテロ法対象の商品は、製造ロットを登録する必要があります。バイオテロ用に新規のロッタブル表示と検査を作成し、「バイオテロ」としてマークされた商品に検査を割り当てることにより、製造ロットの登録が可能になります。製造業者のロットを登録する目的で、ロッタブル 04 とロッタブル 05 を除くすべてのロッタブルを使用することができます。

原産国表示の要件

倉庫は、出荷単位について、すべての品目に適正な原産国表示を行う必要があります。したがって、倉庫は、品目の入庫時に適正な表示があることを確認できなければなりません。

• そのために、原産国表示用に新規のロッタブル表示と検査を作成し、原産国表示と表示された品目に確認を割り当てます。たとえば、商品の表示が適正である場合は [ロッタブル 02] フィールド (または他の適当なフィールド) に [Y] を入力し、適正でない場合は [N] を入力します。これにより、倉庫は適正に表示がされていない商品に対して、特別な処理を実行することができます。
• RF 端末の [入庫] 画面 (RC10) を修正 (PREditor を使用) して、[ロッタブル 02] フィールド (または他の該当するロッタブルフィールド) を [Y] (はい) または [Ｎ] (いいえ) タイプの編集可能フィールドにし、さらに、ラベルを「COOL 必須」に変更可能にします。

原産国の登録と追跡が必要であると倉庫が判断した場合、追加のラベルフィールドが使用されます。

• そのために、原産国表示用に新規のロッタブル表示と検査を作成し、原産国表示と表示された品目に確認を割り当てます。これにより、倉庫は原産国別に在庫を追跡することができます。
• RF 端末の [入庫] 画面 (RC10) を修正 (PREditor を使用) して、[ロッタブル 03] フィールド (または他の該当するロッタブルフィールド) を編集可能フィールドにし、ラベルを「C/O」に変更可能にします。
• 原産国表示法とバイオテロ法の複合型に対応するために、別の検査テンプレートが必要な場合があります。追加情報を登録する必要はありませんが、1 つ、2 つまたは 3 つすべての情報を登録する検査テンプレートが必要になる可能性があります。

  ロッタブルの表示と検査の詳細については、『Infor WMS 設定ユーザーガイド』を参照してください。PREditor による prompts.ini の修正については、『インストールガイド』を参照してください。