代用品の設定

このセクションでは、代用品の設定方法について説明します。

代用品とは、注文の引当で元品目に十分な在庫がない場合に代用として使用される品目のことです。注文に対して初期引当ルーチンが終了すると、アプリケーションはその注文についての欠品状況の有無を確認します。欠品状況とは、引当ルーチンのいずれかの段階で在庫が不足する状態を指します。欠品状況にある場合、アプリケーションにより代用品を使用した再引当が自動的に実行されます。品目に対して複数の代用品を設定することができます。代用品は、すべての引当が完了するか、またはすべての代用品が使用されるまで、その代用品に対して定義された注文順にもとづいて、注文明細に対して適用されます。

許容できる代用品のリストには、数量を含める必要があります。たとえば、倉庫業務で、サイダーの 12 缶パック 1 つの代用品として 6 缶パック 2 つを使用することができます。逆に、倉庫業務で、サイダーの 6 缶パック 2 つの代用品として 12 缶パック 1 つを使用することもできます。

[出庫注文明細] 画面の [代用品の使用] フィールドは、欠品状況が発生した場合、その品目に対して代用を認めるかどうかを決定します。出庫注文に対して代用が適用されると、元品目の直下にある出庫注文に、各代用品に対する新しい明細行が追加されます。各代用品の [代用部品] チェックボックスがオンになります。代替品目の引当に関する詳細については、Infor WMS 注文処理ユーザーガイド』を参照してください。