消費期限検査の設定
消費期限検査は製造年月日または有効期限に対して実行することができます。これにより、入庫した製品が在庫に移動される前に最低消費期限要件を満たします。
消費期限検査を使用する方法を決定するためのさまざまな設定要素を以下に示します。
設定要素 | 説明 |
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品目 |
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ロッタブル検査 | 品目に設定された検査設定をシステムで使用するためには、[ロッタブル検査] 画面の検査設定の [消費期限検査] フラグがオンである必要があります。 |
有効期限にもとづく消費期限検査 |
有効期限を使用して、現在の商品がその有効期限より何日前に入庫したかを検査できます。この情報を利用すれば、ファシリティが商品を予定の期日まで保管したり、消費期限内に出庫したりすることが可能になります。 この消費期限検査を実行するために、入庫時に入力された有効期限から現在の入庫日が差し引かれます。結果の数値が、その品目に設定されている [入庫時消費期限] 値より小さい場合にはメッセージが表示され、入庫が許可されません。次に例を示します。
結果計算値は [303] (12 月 10 日 - 2 月 10 日)。 この結果は「入庫時消費期限」(365) より小さく、確実に保管して出庫するまでの期間が短すぎるため、入庫が許可されません。 |
製造日にもとづく消費期限検査 |
製造日を使用して、現在の商品がその製造日から何日以内に入庫したかを検査できます。たとえば、30 日前に製造された品目は、古すぎると判断されて現在の在庫には含められない場合があります。 この消費期限検査を実行するために、入庫日から製造年月日が差し引かれます。結果が品目に設定された入庫消費期限以上である場合、作業者に対してメッセージが表示され、入庫を行うことはできません。次に例を示します。
結果計算値は [15] (2 月 16 日 - 2 月 1 日)。 この結果 (15) は「入庫時消費期限」(14) より大きいため、入庫は行われません。入庫するには製造年月日から時間が経過しすぎているためです。 |
日付フォーマットの設定、ロッタブル取得検査、消費期限検査の詳細については、『Infor WMS 設定ユーザーガイド』を参照してください。