標準引当戦略システムと設定情報

フラグ 定義
AllowOverAllocations [管理] > [システム設定] の順に選択して、[システム設定] フラグを表示します。このフラグのデフォルトは [1] (オン) です。これによりシステムは、商品がロケーションにまだ存在しないとしても、「ピースピッキング」または「ケースピッキング」ロケーションの商品に対する在庫を引き当てます。そのため、ロケーションの数量がゼロになっても、引き当てられた数量または予約された数量はゼロより大きくなる可能性があります。この機能は、商品の不足によってより高い優先度の補充がトリガーされても、補充を機能させることを可能にします。
注: 

この設定は、標準引当を使用する品目にのみ適用されます。新規引当戦略では、過剰引当を戦略内に設定できます。

下記の表は、システムで設定されている基本的な標準引当戦略を示します。標準戦略が作成され、さまざまな引当ロジックを選択することが可能となります。これらの戦略は、特定の作業の必要性に合わせて修正することができます。または新しい戦略を作成することができます。

名前 説明 詳細
CTNB フルパレット分割、単位ではなくカートンサイズで分割 ピッキングコマンドがフルパレットで分割されてから、カートンのサイズにもとづいて残りのピッキングがカートン化されます。割当済ピックロケーションの情報は使用されません。
DACTN カートン化を伴う動的ピッキング カートン化ロジックを使用して、ピッカーが誘導され、同時にピッキングの必要な品目が示されます。
STD 単位別分割ピック、割当済ピックロケーション使用 単位にもとづいて個々のピッキングコマンドが生成され、ばらおよびケースが割当済ピックロケーションから引き当てられます。
STD2 ロケーションの一掃、ロケーション別注文 単位またはロケーションタイプの情報を考慮せずに、ロケーション別にピッキングが生成されます (ロケーションを空にして保管スペースを開けるため)。割当済ピックロケーションの情報は使用されません。
STD3 カスタマイズを含まないダイナミックピッキング 引当中にロケーションは特定されません。ただし、その情報は RF 経由でピッカーに送信されます。
UOMB 単位別分割、割当済ピックロケーションは未使用 品目の単位にもとづいてピッキングが分割されます。割当済ピックロケーションの情報は使用されません。
UOMP 非パレット数量を割当済ピースピックロケーションから取得 個々のピッキングコマンドが単位別に生成され、割当済ピックロケーションタイプから、すべての非パレット数量が取得されます。
UOMC 単位別分割 - ロケーションのクリア まずパレット数量を取得し、次にケース数量を、次にケース数量未満を取得します。まず使用可能な最も少ない数量を取得して、ロケーションのクリアを行います。
QMBF 数量一致したら最適に適合 システムは、まず注文に合わせて同じ数量の既存のロケーションの検索を行います。その後に、注文の数量に最も適したロケーションを検索します。
QMCL 数量に一致したらロケーションをクリア システムは、まず注文に合わせて同じ数量の既存のロケーションの検索を行います。その後に、まず最も少ない数量を選択してロケーションをクリアします。
QMEQ 数量に一致したらピックを最小化 システムは、まず注文に合わせて同じ数量の既存のロケーションの検索を行います。その後に、必要な数量以上の在庫のあるロケーションを選択してピックを最小化します。
QMLS 数量に一致したらロケーション順に並替え システムは、まず注文に合わせて同じ数量の既存のロケーションの検索を行います。数量が合わない場合には、ロケーション順にピックを選択します。
STD7 ケース単位別分割ピック。「割当済ケースピッキング」ロケーションはオプションです。 単位別引当。ケースピックロケーションが割り当てられている場合は、それが「ケース単位」ピックに使用されます。何も割り当てられていない場合は、別のロケーションから引き当てられます。
STD8 ロット別在庫回転。ロットではなく、そのロットの先頭ロケーションを空にします。 回転ルールを使用して引き当てるロットを検索し、そのロットの先頭ロケーションを空にします。これでは、複数のロットがロケーションにある場合、通常のロット回転ルールを分割します。