標準引当と標準仮引当の概要

Infor WMS の標準引当処理全体は、2 つの部分に分けられます。処理の最初の部分は標準仮引当です。標準仮引当処理では、各品目の注文数量を満たすために使用するシステムのロット番号のほか、引当で使用するさまざまな単位を判断します。

仮引当後は、その仮引当の結果を使用して注文のピッキングで使用する特定のロケーション、ライセンスプレート、および数量を判断します。

既存の戦略を修正する場合または新しい戦略を作成する場合、ピックコードの働きを理解することが重要です。ピックコードは戦略の各詳細な指示の一部であり、特定の方法による在庫の引当を行うためのロジックです。これらのピックコードを戦略に定義された他の条件とともに戦略的に使用することにより、引当処理を運用上の必要に応じてカスタマイズすることができます。

ピックコードは標準仮引当と標準引当の両方に存在します。標準マスター引当戦略のこれらの 2 つを組み合せることによって、ピッキング処理を必要に応じて柔軟に制御することができます。