引当戦略
引当戦略は、注文を満たす十分な在庫が存在するかどうかを確認するために使用されます。独自の戦略を作成するか、既存の戦略を変更することができます。
アプリケーションには、以下の引当戦略が含まれています。
名前 | 説明 | 詳細 |
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N01 | 単位別分割 - 割当済ロケーション必須 | この戦略では、ケース、内装、およびばらの各単位で品目に割当済前方ピックロケーションが設定されている必要があります。いずれかの単位分割のロケーションが品目に割り当てられていない場合、単位は引き当てられません。
論理的には、最初に (その他タイプロケーションから) フルパレット数量が引き当てられ、続いてケースロケーションからケース数量、ピースロケーションから内装パック数量、ピースロケーションからばら数量がそれぞれ引き当てられます。 |
N02 | 単位別分割 - 割当済ロケーション任意、パレット分割を最小化 | この戦略では、最初に割当済前方ピックロケーションからの引当を試みます。ただし、特定のロケーションが単位に割り当てられていない場合は、別のタイプのロケーションから単位を引き当てようとします。
この戦略ではまた、可能な場合には、非パレットピッキングのためのフルライセンスプレートの分割を回避します。たとえば、品目に「割当済」ピックロケーションがない場合、システムはフルパレット数量を含んでいないライセンスプレートからケースを引き当てようとします。これにより、フルパレット数量のライセンスプレートが手付かずのまま残ります。部分パレット LPN が見つからない場合には、ケースピッキングに必要な数量を、フルパレット数量を含むライセンスプレートから取得しようとします。この戦略では、内装パックピッキングとばら単位ピッキングも同様に処理されます。 |
N03 | 単位別分割 - 割当済ピッキングロケーションを使用しない | この戦略では、割当済前方ピックロケーションからの引当を試みません。この戦略には、各標準単位用のステップがありますが、フルライセンスプレートの分割を回避するための LPN 数量に対する制限はありません。
第一のソート基準は指定のロット回転で、次のソート基準はロケーション順序です。 |
N11 | 数量一致、次に最良適合 |
この戦略では、単位別分割は行われません。すべての単位が最小販売単位とみなされます。第一のソート基準はロット回転です。次に、引当対象の在庫が数量に基づいて選択されます。使用される数量基準のタイプは以下のとおりです。
この戦略の各ステップで使用される第一のソート基準により、システムはまず最古の (FIFO 回転方式の場合) 製品を使用する必要があります。品目に許容範囲日数が設定され、戦略の第一のソート基準が「ロット回転」から「数量」に変更された場合、最古ロットは不要になります。これによって日付が使用可能になるため、システムは最古ロット以外から数量一致を検索できるようになります。 |
N12 | 数量一致、次にロケーションをクリア (数量少から多へ) | この戦略では、単位別分割は行われません。すべての単位が最小販売単位とみなされます。第一のソート基準はロット回転です。次に、引当対象の在庫が数量に基づいて選択されます。使用される数量基準のタイプは以下のとおりです。
この戦略の各ステップで使用される第一のソート基準により、システムはまず最古の (FIFO 回転方式の場合) 製品を使用する必要があります。品目に許容範囲日数が設定され、戦略の第一のソート基準が「ロット回転」から「数量」に変更された場合、最古ロットは不要になります。これによって日付が使用可能になるため、システムは最古ロット以外から数量一致を検索できるようになります。この戦略のバリエーションとして、「完全一致」ステップの第一のソート基準を「数量」に変更してから、次のソート基準に「ロット回転」を使用して最古の出庫済資材を取得することができます。 |
N13 | 数量一致、次にピックを最小化 | この戦略では、単位別分割は行われません。すべての単位が最小販売単位とみなされます。第一のソート基準はロット回転です。次に、引当対象の在庫が数量に基づいて選択されます。数量が必要数量より多いライセンスプレートを検索することで、品目のピック数を最小化します。使用される数量基準のタイプは以下のとおりです。
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N14 | 数量一致、次にロケーション順 | この戦略では、単位別分割は行われません。すべての単位が最小販売単位とみなされます。第一のソート基準はロット回転です。次に、引当対象の在庫が数量に基づいて選択されます。数量が必要数量より多いライセンスプレートを検索することで、品目のピック数を最小化します。使用される数量基準のタイプは以下のとおりです。
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N21 | ロケーション順序 | この戦略では、単位別分割は行われません。すべての単位が最小販売単位とみなされます。第一のソート基準はロット回転です。次に、ロケーションルート順に在庫が引き当てられます。 |
N22 | ロケーションのクリア (数量が最も少ないロケーションを選択) | この戦略では、単位別分割は行われません。すべての単位が最小販売単位とみなされます。第一のソート基準はロット回転です。次に、引当対象の在庫が、数量が最も少ないライセンスプレートに基づいて選択されます。これによってピック数が増加する可能性がありますが、空のロケーションを迅速に使用できるようになります。 |
N23 | フルパレット単位、次にすべてのロケーションをクリア - ロットおよびロケーション順 | この戦略では、最初にロット回転を使用してフルパレット数量を引き当てます。フルパレットより少ない数量は、ロットおよびロケーション順に引き当てられます。 |
N31 | 単位分割を伴う動的ピッキング | この戦略ではソフト引当を使用します。つまり、在庫は引当時に予約されませんが、ピッキング時にピッキング作業者に提供される、RF に関する特定の情報を決定します。
この戦略では、フルパレットより少ない数量を引き当てる前に、まずフルパレットを引き当てます。 |
N32 | カートン化を伴う動的ピッキング | この戦略ではソフト引当を使用します。つまり、在庫は引当時に予約されませんが、ピッキング時にピッキング作業者に提供される、RF に関する特定の情報を決定します。
この戦略では、フルパレットより少ない数量を引き当てる前に、まずフルパレットを引き当てます。カートン化ロジックは、注文に対して作成された需要情報にカートン ID を割り当てるために、これらのその他の単位に対して使用されます。これにより、システムは同じコンテナに一緒にピッキングできる非パレット数量を決定できます。 |