ロッタブル表示/検査の設定

このセクションでは、ロッタブル検査で必要な設定を説明します。

ロッタブル検査とは、入庫の時点で定義されたパラメータにもとづいて、品目のロッタブル値を検査する作業です。ロットとは、品目に設定されているロッタブル値の固有の組合せに関連付けられた、事前に設定された番号です。ロッタブルとは、品目に関する特定の情報であり、これによりロットが他のロットから区別されます。品目のロッタブル値が変更されると、新しいロットが割り当てられます。アプリケーションでは、12 種類のロッタブル属性を荷主レベルで定義します。

[ロッタブル検査] 画面を使用すると、表示可能なロッタブルや必須フィールドのロッタブルを定義し、それらのロッタブルに対して実行する必要のある検査や変換の作業を定義することができます。保存されたロッタブル検査レコードは、[設定] > [品目] を使用して複数の品目に適用できるテンプレートとなります。「品目の設定」を参照してください。これらの品目を対象としたロッタブルの検査/変換作業は、RF 入庫またはワークステーション上の入庫の最中に処理されます。

入庫中、アプリケーションは、入庫が行われている品目でロッタブルフィールドが必要とされているか、さらにそのようなロッタブルで検査や変換作業が必要とされているかを判別します。検査が必要とされているフィールドがない場合、入庫が承認され、変更はアプリケーションの ASN レコードに反映されます。いずれかのフィールドで検査作業が必要な場合、アプリケーションにより日付フォーマットや最低消費期限のルールについてチェックが行われます。検査作業で問題がない場合、ASN レコードが更新されます。検査処理で問題があった場合、エラーメッセージが返されます。

[日付フォーマット][ロッタブル表示/検査]および[品目]画面でのフィールド設定にもとづいて、アプリケーションにより入庫の時点で日付フォーマットの変換を行い、入庫製品の検査を行い、消費期限要件を満たすことを確認します。消費期限検査についての詳細はこのセクションで後述します。