新規ロケーションの作成
新しいロケーションを作成するには、次の手順を実行します。
- [設定] > [ロケーション] の順に選択し、[ロケーション] 画面を開きます。
- [新規] を選択し、[ロケーション明細] ビューにアクセスします。
-
次の情報を指定します。
- ロケーション
- ファシリティ内のロケーションを識別するコード (1 ~ 10 文字) です。必須項目です。
たとえば、ロケーション A10254B は、ファシリティ A、ラック 10、ベイ 25、段 4、位置 B を表します。
- ロケーションタイプ
- ロケーションの用途を指定するコードです。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。このリストは LOCTYPE ページの [設定] > [コード] > [システム] で作成されたレコードで構成されています。
- [ケースピック] - フルケースのピッキングで使用するロケーションです。
- [フロースルーレーン] - クロスドックで使用します。
- [中間ドロップゾーン] - クロスドックで使用します。
- [その他] - バルクやフルパレット保管で使用します。
- [ピースピック] - ばらのピッキングで使用するロケーションです。
- [ピックアンドドロップ] - 倉庫内で品目が動き回るようなタスクを対象とした中間ロケーションです。
- [スピードピック] - ウェーブ注文統合により、ウェーブ内の品目の通常の注文を統合し、手動で品目に「スピードピックロケーション」を割り当てることができます。この処理は、保管もしくはピックロケーションからの補充を作成し、スピードピックロケーションに、ウェーブにちょうど見合った在庫を補充します。
- [積付] - ある注文明細行のすべての明細が、最終積付ロケーションに移動したときに使用するロケーションを示します。
- [ピック先] - ピッキングされた品目の移動先ロケーションです。
- 仕分ステーション - ソート処理中のロケーションとして使用されます。
- ロケーションカテゴリ
- カンチレバーラック、ドライブスルーラック、水平円形コンベヤのように物理的なロケーションタイプです。必須項目です。
[管理コード] > [ - LOCCATEGRY] で作成したレコードのリストから選択できます。
- ロケーション荷役
- ロケーションでの保管で認められている梱包タイプです。以下のオプションが含まれます。
- パレットのみ
- ケース限定
- その他
デフォルト値は [パレット限定] です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
[管理コード] > [ - LOCHDLING] で作成したレコードのリストから選択できます。
- 引当ゾーン
- 他の引当ロケーションのグループ化を可能にするためにロケーションに追加された基準です。
- 検査数字
- ゾーンの正否検査方法として検査数字が設定されている場合、RF タスクの確認には、ロケーションではなくこのロケーションの検査数字が使用されます。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- ABC
- 固定ロケーションの ABC 分析は、以下のとおりです。
- A = 流動品
- B = 中速流動品
- C = 緩流品
[管理コード] > [ - LocABC] で作成したレコードのリストから選択できます。必須項目です。
- ロケーションフラグ
- ロケーションの目的です。以下のオプションが含まれます。
- 破損
- 保留
- なし
ロケーションが保留されていると、そのロケーションに保管されているすべての品目に保留がかかっているとみなされます。[ロケーション] 画面で [保留在庫] を入力する方法の詳細については、『Infor WMS 在庫管理ユーザーガイド』を参照してください。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
[管理コード] > [ - LOCFLAG] で作成したレコードのリストから選択できます。
ロケーションに品目がある場合、[ロケーション] 画面から状況を変更することはできません。品目の保管されているロケーションは、[在庫保留] 画面から保留に設定することができます。
保留されているロケーションは引当の候補になりません。
- 状況
- ロケーションの状況を表す自動入力フィールドです。表示専用です。
[在庫保留] 画面からロケーションを保留にすると、その状況が「保留」に更新されます。これは、特定のタイプの保留を反映したものではありません。この値は、ロケーションに保留がない場合でも「保留」になることがあります。
- ゾーン
- ロケーションが割り当てられているゾーンです。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
[設定] > [ゾーン] で作成したレコードのリストから選択できます。
デフォルト値: ラック
- ルート順
- ピッキングおよび棚入の目的でロケーションに付けられた順序です。ファシリティ全体に共通した 1~5 文字の識別コードで、ピッキング、棚入の順序にもとづいて設定します。
ルート順のデフォルトは、[ロケーション] フィールドで設定された値になります。
例: FAC1 = ファシリティ 1、HK1 = 香港 1
- 交互配分順序
- 近接性にもとづく交互配分を使用する場合に、作業者に対するタスクの発行方法の順序を制御するために使用する数値フィールドです。タスクの優先度が同じ場合、交互配分順序が次に高いロケーションを利用して、次に使用可能なタスクが作業者に提供されます。
- 混載パレットおよび棚入補充の棚入順序
- 混載パレットと補充棚入の棚入表示順を決定します。デフォルトは 0 です。
- ID のリセット
- ロケーションに移動したすべての品目の LPN またはパレット ID を削除するインジケータです。注:
[ロケーションタイプ] フィールドで [仕分ステーション] を選択した場合は、[ID のリセット] チェックボックスをオンにすることはできません。
- ピッキング済製品を自動で出庫
- このフィールドがオンの場合、ピッキング済の在庫は、このロケーションに移動またはピッキングされたときに在庫から出庫されます。
- スピードピッキングから在庫をバックフラッシュ
- 製造オーダーにバックフラッシュロジックを使用する場合は、このフィールドをオンにする必要があります。このフラグは、統合されている商品のタイプを適切なスピードロケーションに正しくリンクするために使用します。 注:
このフラグをオンにする場合、[ID のリセット] フィールドもオンにする必要があります。
- ID のリセット後の動的引当
- このフィールドが選択されている場合、ピッキング後にロケーションは空になります。需要補充が行われた後は品目から削除されます。
- 高さ
- ロケーションの保管エリアの高さです。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- 文字数
- ロケーションの保管エリアの奥行です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- 幅
- ロケーションの保管エリアの幅です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- レベル
- フロアからのロケーションの階/段数です。この選択内容は、機器がそのロケーションで作業を行えるかどうかをタスクマネージャ (RF) が判断するときに使用されます。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- X 座標
- 倉庫内のロケーションの X 座標を指定します。棚入およびパレットピッキングの交互配分で使用されます。
- Y 座標
- 倉庫内のロケーションの Y 座標を指定します。棚入およびパレットピッキングの交互配分で使用されます。
- Z 座標
- フロアからのロケーションの高さを指定します。労務の生産性の追跡に使用することにより、タスクの予想実績および実際の実績を測定することができます。
- 回転角度
- ロケーションの向いている方向を度単位で指定します (通常は 0、90、180、または 270)。これは、必要な移動を判断するために労務管理で使用されます。また、ロケーションを正確に描写するためにファシリティビューアでも使用されます。
- 容量
- ロケーションの最大容量 (奥行×幅×高さ) です。「在庫残高表示」機能で体積占有率グラフを使用するには、先に容量を入力する必要があります。
「奥行×幅×高さ」を計算し、結果を [容量] フィールドに入力します。
タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- 許容重量
- ロケーションの最大許容重量です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- 段数制限
- このロケーションで垂直方向に積み重ねられる最大パレット数量です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
- ロケーションの幅の共有
- 設定中のロケーションと許容幅を共有できるロケーションです。
設定中のロケーションおよび選択済の共有ロケーションに対して、これらのパラメータを使用して許容幅の有効性の確認が行われます。
- 設定中のロケーションおよび選択済の共有ロケーションは両方とも幅がゼロ以上でなければなりません。
- ロケーションが自身と幅を共有することはできません。
- ロケーションは 2 つ以上の他のロケーションと幅を共有することはできません。
- ロケーションが幅共有関係の一部である場合、そのロケーションを削除することはできません。
- ロケーションの重量の共有
- 設定中のロケーションと許容重量を共有できるロケーションです。
設定中のロケーションおよび選択済の共有ロケーションに対して、これらのパラメータを使用して許容重量の有効性の確認が行われます。
- 設定中のロケーションおよび選択済の共有ロケーションは両方とも重量がゼロ以上でなければなりません。
- ロケーションが自身と重量を共有することはできません。
- ロケーションは 2 つ以上の他のロケーションと重量を共有することはできません。
- ロケーションが重量共有関係の一部である場合、そのロケーションを削除することはできません。
- 専有面積
- ロケーションに定義されたパレット位置の数 (水平方向) です。
- 循環クラス
- ロケーションでの棚卸の頻度を指定します。
デフォルト値: 値なし (空フィールド)。
- ロケーション最終棚卸リリース日
- 循環棚卸がロケーションに対して最後にリリースされた日付です。[カレンダー] ボタンをクリックして日付を選択します。
デフォルト値: 日付なし (空フィールド)。
- ロケーション最終棚卸日
- ロケーションで最後に棚卸が実施された日です。[カレンダー] ボタンをクリックして日付を選択します。
デフォルト値: 日付なし (空フィールド)。
- トランザクション数
- あるロケーションで発生したトランザクションのリアルタイムの回数です。編集不可フィールドです。このロケーションにトランザクションがある場合、表示される回数はシステムによって更新されます。トランザクション数から、利用状況に応じた各拠点の循環棚卸分類を算出できます。スケジューラのロケーション循環クラスの再分類ジョブは、この回数を利用し、全ロケーションの最新使用状況に基づく全循環クラスの更新を行います。
- 最終循環クラス
- スケジューラーのロケーション循環クラスの再分類ジョブが正常に実行された後、最新の循環クラスの値が反映されます。編集不可のフィールドです。表示値はシステムにより更新されます。
- 混在品目
-
ロケーションに複数種類の品目を保管できるかどうかを決定するインジケータです。オプションは、はい または いいえ です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
注:[はい] に設定する場合は、[棚入戦略] テーブルの 制限チェック オプションも [はい] に設定する必要があります。
- 混在ロット
-
ロケーションに複数種類のロットを保管できるかどうかを決定するインジケータです。オプションは、はい または いいえ です。タスクマネージャ (RF) を使用する場合は必須フィールドです。
注:[はい] に設定する場合は、[棚入戦略] テーブルの [制限チェック] オプションも [はい] に設定する必要があります。
- 混在ロッタブル
- さまざまな特性を持つ品目を同じロケーションに保管できるかどうかを決定するインジケータです。たとえば、ある品目の色やサイズが複数ある場合は、色とサイズに対して定義されているロッタブルを混在できるように設定することが可能です。ロッタブルの混在を許可するには、[混在品目] フラグを [はい] に設定する必要があります。
- 混在ロッタブル 1、混在ロッタブル 2、混在ロッタブル 3、混在ロッタブル 6、混在ロッタブル 7、混在ロッタブル 8、混在ロッタブル 9、混在ロッタブル 10
- さまざまな特性を持つ品目を同じロケーションに保管できるかどうかを決定するインジケータです。たとえば、ある品目の色やサイズが複数ある場合は、色とサイズに対して定義されているロッタブルを混在できるように設定することが可能です。ロッタブル 1 ~ 3 および 6 ~ 10 のフラグを設定すると、混在が可能になります。オプションは、はい または いいえ です。混在ロッタブルのいずれかのフィールドを 「はい」 に設定する場合は、[混在ロット] を 「はい」 に設定する必要があります。
- 最大注文数
- 自動ドック割当処理で使用されます。このロケーション (ドア、積付、または梱包ロケーション) に割り当てられている未出庫の出庫注文の最大数です。空または 0 (ゼロ) は、制限がないことを表します。
- 最大見積パレット数
- 自動ドック割当処理で使用されます。このロケーション (ドア、積付、または梱包ロケーション) に割り当てられている未出庫の出庫注文の最大見積パレット数です。空または 0 (ゼロ) は、制限がないことを表します。
- 引当のライセンスプレート仕分
- ロケーションに複数の LPN がある場合、引当順序を決定します。
- 後入れ先出し - ロケーションに最後に追加された LPN が最初に引き当てられます。ロケーションの前方から配置する場合に使用されます。
- 先入れ先出し - ロケーションに最初に追加された LPN が最初に引き当てられます。ロケーションの後方から配置する場合に使用されます。
- [保存] をクリックします。