連番タブの設定
[連番] タブでは、品目に対して入出庫間追跡を使用する場合に、連番のフィールドを設定できます。
- [エンタープライズ] > [設定] > [品目] の順に選択します。
- 品目を選択します。
- [連番] タブを選択します。
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オプションで、連番の設定に次の情報を指定します。
[構文解析 - 固定] セクションは、連番を含むバーコード部分の連番を常に同じ位置から開始する場合に使用します。「固定」方法を使用する場合、[構文解析 - 区切り] はゼロにする必要があります。
- 構文解析 - 固定:開始位置
- バーコード文字列のうち、連番が開始される位置を指定します。たとえば、連番が常に 11 文字目のデータから始まる場合、開始位置は [11] となります。
[構文解析 - 区切り] セクションは、バーコードに含まれる連番の部分が異なる位置から開始される可能性があり、文字列内の区切り文字によって開始位置を表す場合に使用します。「区切り」方法を使用する場合、[構文解析 - 固定] は設定しないでください。区切り方法を使用する場合は、[開始時点] と [発生] の両方を設定する必要があります。
- 開始時点
- 区切りメソッドを使用する場合、[発生] で定義した区切りインジケータの何番目から連番を開始するかを、1 ~ 9 の数字で指定します。
- 発生
- バーコードの連番部分の開始を示す数字、文字、その他の記号などを指定します。たとえば、連番がデータ中の 2 番目のアスタリスク (*) の後に始まる場合、これらのフィールドの設定は、[開始時点] が [2]、[発生] が [*] となります。
- 長さ (文字数)
- 実際の連番を構成する文字数を指定します。システムバーコードにはより多くの文字が含まれている場合があり、連番はスキャンされる文字列の一部分にすぎません。この長さは、固定または区切りの構文解析ルールに適用されます。
- マスキングフォーマット
- 連番としてスキャンされる文字列が常に正しいフォーマットに従うよう、マスキング構文を指定します。
連番がスキャンされるたびに、スキャンされた数字が品目に対して特定された構文に一致するよう、マスキングフォーマットが確認されます。一致しない場合は、ユーザーはトランザクションを完了できません。
次の値はマスキング設定の推奨値です。
- N: 数字
- A: 英字
- C = 英字または数字
- D: -、#、* などの文字
- B: 空白スペース
これらの値を使用した例は次の通りです。
- 品目の連番が AABBCC1234 の場合、マスキングフォーマットは AAAAAANNNN
- 品目の連番が SER-90800Z-10001 の場合、マスキングは AAADNNNNNADNNN
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オプションで、[複数の連続バーコードに対する構文解析] の情報を指定します。
これらのパラメータは、複数の連番を含む長いバーコードを個々の連番に分割するために使用されます。分割は、固定長または区切り文字のいずれかを指定することで実行できます。これらのパラメータを使用すると、バーコードを一連の「長い連番」値に分割できます。
- 固定長
- 1 つの連番から成る文字列の長さを特定する固定長を指定します。
例:
- 固定長=10
- スキャンされたバーコード=T709Z87124Y324A80909G767R09821
このバーコードは 3 つの異なる連番を含んでいます。固定長が 10 なので、それぞれ次のとおり 10 文字から成ります。
- T709Z87124
- Y324A80909
- G767R09821
この文字列には、連番だけが含まれている可能性と、連番に加えて他のデータが含まれている可能性とがあります。連番以外のデータを含んでいる場合、[連番設定] セクションでパラメータを定義することで、長い文字列から連番を抽出することができます。
- 区切り文字
- バーコードの文字列全体を個々の連番に分割する区切り文字を指定します。
例:
- 区切り文字=Z
- スキャンされたバーコード=[Z]T709987[Z]24Y324A[Z]090944G76[Z]R09821
このバーコードは 4 つの異なる連番を含んでおり、それぞれの連番の開始が [Z] で示されています。
- T709987
- 24Y324A
- 090944G76
- R09821
この文字列には、連番だけが含まれている可能性と、連番に加えて他のデータが含まれている可能性とがあります。文字列が連番以外のデータを含んでいる場合、[連番設定] セクションでパラメータを定義することで、長い文字列から連番を抽出できます。
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品目に連続した連番構造を使用した場合、次の情報を指定します。
ここにある 2 つのシナリオには連番インクリメントルールを使用します。
- 取り扱う商品が常に連続する値からなる連番を持つとします。この場合、バーコードがスキャンされるたびに、システムは順番として次に来る連番を生成または使用します。
- ユーザーがある範囲の連番をスキャンしているとき、取り扱っている商品のすべてが連続する値から成る連番を持つとします。この場合、最初と最後の数字をスキャンすることで、システムはその範囲のすべての連番を特定できます。
- インクリメント開始位置
- バーコードによって示される連番の数が 1 つ以上である場合、他の連番を生成するには連番のどの部分の値を増加させるかを、システムに指定します。この情報は、増加させる値には [インクリメント開始位置]、連番の増加する部分の長さには [インクリメントの長さ] を定義することで決まります。
この構成は、連続する値から成る複数の連番を、範囲を使用して取得できる場合にも適用されます。
- インクリメントの長さ
- 固定または区切りの構文解析ルールに適用される長さを指定します。[インクリメント開始位置] とともに使用するとき、[インクリメントの長さ] は連番のうちの増加する部分を構成する値の数を示します。
例:
バーコードデータ内の連番が [AABB123CC]、バーコードが表す連番が 10 個 ([AABB123CC]、[AABB124CC]、[AABB125CC]、・・・[AABB132CC])、の場合、連番の 5、6、7 番目の値に 1 が加えられます。
この場合、インクリメント開始位置 は[5]、インクリメントの長さ は[3]に設定します。
バーコードが表す連番が 1 つだけの場合、これらの設定は無視されます。
- 連番の自動インクリメント
- 1 回のスキャンを実行するだけで複数の連番を記録するときは、このチェックボックスをオンにします。たとえばユーザーがケースラベルでバーコードをスキャンすると、連番の値は必ず連続しているため、ケース内のすべての品目の連番が自動的に記録されます。
このチェックボックスをオンにすると、バーコードの文字列から見つかった最初の連番が選択され、次に続く連番は設定に従って自動的に作成または利用されます。
品目に対してこのような設定をした場合は、個々の連番を別々に取り扱うことができなくなります。つまり、1 つの連番をスキャンすることは、この設定の定義にもとづいて常に次の連番を使用することを意味します。
注:この機能を使用するときは、[バーコードごとの連番] を定義する必要があります。
- バーコードごとの連番
- [連番の自動インクリメント] チェックボックスをオンにした場合は、スキャンごとに追加される連番数を指定します。
たとえば、バーコードが 10 個の連番を表す場合、[C ] のデフォルトを「10」に設定します。この設定のデフォルトは [1] です。
- [保存] をクリックします。