RF 端末によるピッキング時のサマリー重量の取得

サマリー重量取得の RF 画面は、品目の [出庫時 RF サマリー重量取得] フラグがオンの場合にピッキング時に使われます。

[RF ピッキングのゼロデフォルト重量] フラグがオフの場合、システムは [標準総重量]、[標準実重量]、[標準風袋重量] フィールドに設定されている重量情報を使って、トランザクションの予定重量を表示します。これらの重量に入庫数量を掛けて予定重量を計算します。品目の [サマリー重量取得単位] が最小販売単位 (ばら) 以外の場合、予定重量はその単位を使って計算されます。

ピッキング時にサマリー重量を取得するには、次の手順を実行します。

  1. 『Infor WMS ピッキングユーザーガイド』の手順に従い、RF を使って出庫商品のピッキングを記録します。
  2. ピッキングが完了したら、[Enter] キーを押します。VM01 画面に重量情報が表示されます。
  3. 画面に一覧されている重量は、品目設定で管理します。品目設定の [総重量の取得]、[実重量の取得]、[風袋重量の取得] により、表示するフィールドが制御されます。
    総計
    これは現在のトランザクションの総重量です。
    実数
    これは現在のトランザクションの実重量です。
    風袋
    これは現在のトランザクションの風袋重量です。
  4. [RF ピッキングのゼロデフォルト重量] フラグがオンの場合、サマリー重量取得画面の重量フィールドにはゼロが表示されます。システムはまったく計算を実行しないため、重量情報を入力する必要があります。このフラグがオフの場合、システムは品目に設定されている重量情報を使って、このトランザクションの予定重量を表示します。
  5. これらの予定重量は変更できます。予定重量、または変更した重量を受け入れるには、[Enter] キーを押します。
  6. 合計重量を計算するために各単位の重量をスキャンする必要がある場合は、[F5] キーを使って別の画面を表示します。
  7. すべての予定重量が取得されると、合計重量を確認するために VM01 画面が表示されます。

    トランザクションを完了する前に、システムは記録されている重量の均衡がとれていることを検査します。「総重量」は「実重量」と「風袋重量」の合計になる必要があります。

    • ユーザーが「総重量」のみ使用できる場合、システムは「実重量」への影響を「総重量」-「風袋重量」で計算します。
    • ユーザーが「実重量」のみ使用できる場合、システムは「総重量」への影響を「実重量」+「風袋重量」で計算します。
    注: 

    風袋重量は、別の風袋重量を指定しない限り、品目設定で一定です。