グリッドへのバッチピッキングの概要
グリッドへのバッチピッキング機能の概要は以下のとおりです。
- 注文のバッチ処理
- 注文は、顧客が希望する注文パラメータをもとに、ウェーブで発注されます。注文はバッチ処理され、PTG ウェーブ機能にバッチが使用されます。
- 仕分ステーションごとのバッチ処理済注文の作成
- 注文にある品目に対し、注文のバッチ処理が、各仕分ステーションに 1 つずつ作成されます。たとえば、冷凍品、冷蔵品、常温品はそれぞれ別の注文のバッチ処理となります。
仕分ステーションに割り当てられた品目の部署と品目クラス (品目クラスはオプション) をもとに、注文のバッチ処理が作成されます。また、仕分ステーションと関連する出荷先顧客をもとにしても作成されます。
- 仕分ステーションの設定
- 仕分ステーションの設定では、品目の部署とクラスをリンクさせたり、出荷先/出荷先グループの顧客を仕分ロケーションにリンクさせたりする機能があります。1 つの品目の部門とクラスに複数の仕分ステーションが存在することはありますが、各仕分ステーションの出荷先顧客を同じにはできないことに注意してください。
仕分ロケーションの物理的な存在に対して、システムが自動的にロケーションタイプ「仕分ロケーション」を作成します。追跡 ID の仕分に伴い、システムは「仕分ロケーション」に在庫を移動させます。
- バッチ処理されたウェーブの注文引当
- PTG バッチ処理済ウェーブの引当処理は、複数のバッチ注文を作成することを除いて、既存のバッチ処理と同様です。使用される引当戦略は、注文の品目に割り当てられたデフォルト戦略です。
ピッキング後、仕分のためにスキャンされた LPN は、仕分ステーション専用にピッキングされます。実際のピッキングは、仕分ロケーションへの仕分処理が完了した時点で、顧客の注文に関連付けられます。
- 仕分
- 仕分処理では、追跡 LPN から出荷先顧客に指定された仕分ロケーションに在庫をピッキングする機能を提供します。RF や音声機能を使った仕分処理が可能です。