期間

期間レコードを使用して、請求の生成に使用する期間を定義できます。期間レコードは、継続請求を生成する頻度を決定する継続ルール、および分割日請求を使用する請求イベントでも使用されます。システムには、一般的に使用される期間 (日、週、月など) が事前に組み込まれていますが、独自の日付範囲を持つカスタム期間も作成できます。
必要性
必須ではありません。システムには標準の期間タイプが組み込まれているので、期間レコードの設定が必要なのは、カスタム請求レコードを使用する場合だけです。

主なフィールド

注: 

明細ビューは、カスタム限定子で期間を作成する場合にのみ表示されます。

期間/名称
この期間を識別する名前と名称。
限定子/期間数量

[限定子] と [期間数量] は期間の繰返し頻度を決定します。[限定子] は間隔を指定し、[期間数量] はイベントが再度トリガーされるまでの間隔数を指定します。限定子として、次のものがあります。

  • 月 (カレンダー月により日数が異なる)
  • 日 (1 日)
  • 週 (7 日の間隔)
  • カスタマイズ期間 (ユーザー定義の日数)

カスタマイズ期間を使用するときには、[期間数量] フィールドにゼロを指定してレコードを保存します。これにより、明細画面でユーザー定義の [開始日/終了日] を指定できます。また、日数のしきい値を指定して分割率機能を有効にすることも、分割率が有効になる日付を指定することもできます。

分割日

分割請求処理を使用する場合にのみ必須です。分割請求処理を使用すると、請求が生成される特定の日 (この期間内の日) にもとづいて、異なる金額を請求できます。[分割日] 値に、分割請求の分割点として使用する日付を指定します。

たとえば、1 か月の期間タイプのとき、分割日の値は「15」に設定すると、15 日以前に発生する料金に対しては全額が請求されます。イベントグループレコードで設定された分割請求の割合にもとづく部分的な請求金額は、15 日以後に発生する料金に対して請求されます。

開始日

期間が開始される日付。このフィールドを使用すると、特定の日付で期間が始まります。

たとえば、毎週木曜日に繰り返される期間を指定する場合は、[開始日] が木曜になるように指定し、[] の限定子を使用してその値を「1」とします。

終了日
期間が終了する日付。

期間明細フィールド

期間マスターレコードは、直接マスターリストビューで作成します。ただし、カスタム限定子を使用して期間を作成する場合、レコード明細を表示したうえで、適切な期間明細レコードを作成し、顧客の期間内に周期を定義する必要があります。

このカスタム期間でサポートされる各日付範囲のリストが、明細部分に表示されます。[明細] アイコンをクリックして既存レコードの明細を表示するか、[新規] をクリックして新しい日付範囲を作成します。

開始日/終了日
この期間の日付範囲。これが、1 つの期間内の 1 周期になります。
期間日数
周期に含まれる日数。
分割日数/分割日
分割請求の場合に、分割請求する日数、または分割に使用する実際の日付。